ジュネーブにある国連欧州本部は、6月上旬からオフィスでの勤務を再開する。新型コロナウイルスの影響で、職員はこれまでオフィスに出勤できない日が続いていた。
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スイス連邦政府が6月8日、予定通りロックダウン(緩和)の第3弾緩和に入ることを条件に、国連での会議も6月中旬から解禁される。ただヴァロヴァヤ国連欧州本部事務局長は、危機前とは形態を変えて行うことになると語った。
6月末に予定されている国連人権理事会の会合が行われるかどうかは、まだ未定という。ヴァロヴァヤ氏は、これは国連加盟国が決めると報道陣に語った。
ソーシャルディスタンシング
出勤が必要な職員だけでなく、他の職員も本人の希望に応じてオフィス勤務を再開するという。最大の課題は、国連欧州本部でのソーシャルディスタンシング(社会的距離)をどう保つかだ。このため施設の床には2メートルの距離を示す線がマークされ、会場内の人数も制限する。エレベーターは1回に1人とする。
ヴァロヴァヤ氏は、コロナ危機の後、国際機関・組織が集まるジュネーブはより「効率的」、そして「これまで以上に関連の強い」場所になると強調した。
ヴァロヴァヤ氏によれば、新型コロナウイルスは国連の持続可能な開発目標(SDGs)を満たすことが「これまで以上に重要」であることを示した。同氏は、危機が世界の労働市場にどう影響したかを話し合うオンライン討論会が6月末に計画されていると述べた。
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