スイスの電動飛行機ソーラー・インパルス2がついに世界一周飛行を成し遂げた。太陽光エネルギーのみを燃料とする飛行機では世界初。飛行した距離は4万キロを超えた。
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48時間にわたる飛行の末、ソーラー・インパルス2は26日早朝4時(現地時間)、アラブ首長国連邦アブダビに到着した。
到着後、ベルトラン・ピカールさんがインタビューで達成の喜びを語った。
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操縦士ベルトラン・ピカールさん「ついに成し遂げた」
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次のビデオでは、到着までの最後の数時間を追ったようすが映し出されている。
今回の世界一周飛行で、ソーラー・インパルス・プロジェクトは多くの記録を更新した。太陽光エネルギーのみを動力とした飛行機としては初めて、夜間飛行、大陸間飛行、太平洋横断飛行を達成。飛行時間、飛行距離でも新記録を打ち出した。また、これまでにパイロットが連続で117時間を超える単独飛行を行ったのは、操縦士のアンドレ・ボルシュベルクさんだけだ。
世界一周飛行を成し遂げるために向かった最終目的地のアブダビへは、もう1人のパイロットであるベルトラン・ピカールさんが操縦桿(かん)を握っていた。
(英語からの翻訳&編集・大野瑠衣子)
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ソーラー・インパルス2 飛行中の食事や睡眠はどうする?
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太陽光だけで飛ぶスイス製電動飛行機「ソーラー・インパルス2」。現在はインド・アーメダバードで待機中だ。本来なら今日、次の目的地インド・バラナシへ飛び立つ予定だったが、濃い霧のため出発を延期した。先週9日アブダビ空港から始まった世界一周の旅はこのように天候次第。だが、踏破する総飛行距離は3万5千キロ。これを500時間かけて飛び8月、アブダビに再び戻ってくる予定だ。(SRF/swissinfo.ch)
この前人未到の挑戦は、12年かけた研究・開発で周到に準備された。その結果、2.3トンの機体に太陽電池パネル1万7千枚を載せた高性能の飛行機が誕生した。出発前のインタビューで、パイロットの1人、アンドレ・ボルシュベルクさんは「機能的に、機体はほぼ完ぺきな状態だ。これからはパイロットの体力的・精神的なチャレンジになる」と語っている。
中でも最大のチャレンジは、太平洋および大西洋の横断になる。120時間、つまり昼夜問わず5日間をノンストップで飛行しなければならない。その間、食事はどうするのか?そしてトイレは?操縦室は1人のパイロットしか入れない超小型。自動操縦に任せて仮眠を取りながら飛行するとはいえ、問題が起きれば直ちに手動に切り替える。それはいつ起こるかわからない。
ではどのように休息・仮眠を取るのか?スイステレビの記者が、操縦席に座るもう1人のパイロット、ベルトラン・ピカールさんにインタビューした。
なお、ソーラー・インパルス2はアブダビを3月9日に離陸した後、オマーンの首都マスカットでパイロットをボルシュベルクさんからピカールさんに替え10日の23時25分、インド・アーメダバードに着陸した。この1465キロメートルの飛行は、電動飛行機が飛んだ距離としては世界初で、国際航空連盟(FAI)に登録される予定だ。
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ソーラー・インパルス2がカイロに到着
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世界一周飛行に挑戦中の電動飛行機ソーラー・インパルス2が13日、スペイン・セビリアから48時間50分かけてエジプト・カイロに到着した。操縦士の1人アンドレ・ボルシュベルクさんにとって、これが最後の飛行となった。次回の飛行では最終目的地のアブダビを目指す。
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ソーラー・インパルス2 最終目的地に向け出発
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太陽光エネルギーだけで世界一周飛行を目指すスイスの電動飛行機「ソーラー・インパルス2」は24日早朝、最終目的地であるアラブ首長国連邦アブダビに向けエジプト・カイロを飛び立った。アブダビ到着まで2日間昼夜にわたって飛行する予定。
操縦桿を握るのはベルトラン・ピカールさん。もう一人のパイロットのアンドレ・ボルシュベルクさんは、前回のスペイン・セビリア~エジプト・カイロ間が最後の飛行だった。
現在のコックピットのようすは下の動画でライブ中継されている。
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