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ジュネーブ、バス停や子供の遊び場などの屋外スペースも禁煙に

屋外での喫煙
スイスでは約4人に1人が喫煙し、その3割の人が15歳から24歳 Keystone / Salvatore Di Nolfi

スイス西部ジュネーブでは、6月1日から、バス停、子供の遊び場、学校付近などの屋外も禁煙となる。

ジュネーブの運動場、学校や託児施設の周囲9メートル以内での喫煙が禁止される。また、屋外プールから9メートル以上離れた場所に喫煙ゾーンが設けられ、バスの停留所でも禁煙となる。違反者には、100〜1千フラン(約1万5千〜15万円)の罰金が課される。

ジュネーブ州政府は2022年1月、若者を含め国民の健康を守るため「煙のない健康的な屋外環境」を目指すとし、公共の場での喫煙に関する法律を改正。同法は、来月から施行される。しかし、レストランやカフェのテラス席での禁煙は適用除外とする。

スイスでは約4人に1人が喫煙しており、過去10年の喫煙率は横ばいの状況。成人の喫煙者の大半(57%)は未成年の時に喫煙を始めたという調査結果も報告されている。

2010年5月1日以降、スイスでは、レストラン、公共施設、オフィス、公共の交通機関といった閉鎖された公共の場での喫煙は禁止されている。ただし、独立した喫煙室、屋外、個人宅での喫煙は許可されている。

英語からの翻訳・上原亜紀子

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