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フェデラー、再びスイスの「スポーツ選手大賞」に

Roger Federer on a screen accepting his award
受賞式で、ドバイから喜びの感想を述べるロジャー・フェデラー。12月10日、チューリヒにて。 PPR Media Relations AG

ロジャー・フェデラー選手(36)が、スイスの今年のスポーツ選手大賞(男性部門)に選ばれた。フェデラー選手が選ばれるのは9回目。今年は全豪オープン戦やウィンブルドン選手権のほか、5つの男子プロテニス大会で優勝し、素晴らしいカムバックを果たした。

ノミネートされていたマウンテンバイク世界チャンピオンのニノ・シュルター選手は10日夜、「男性は2つに分類できる。ロジャー・フェデラーとそれ以外だ」と、受賞者発表の前に語った。

ドバイで練習中だったフェデラー選手は授賞式には出席できなかったが、チューリヒの会場の巨大スクリーンに登場。 「充実した一年だった。最高の一年だったかもしれない。 2018年は今年の半分でも活躍できれば嬉しい」とコメントした。

スポーツ選手大賞の女性部門にはスキーのウェンディ・ホルデナー選手が輝いた。昨年サンモリッツで行われたアルペンスキー世界選手権、女子スラロームで銀を獲得した。

チーム部門に選ばれたのは、男子サッカーのスイス代表だ。ウラディミル・ペトコビッチ監督が率いるスイスは、プレーオフで北アイルランドを破り、予選で10戦中9勝。2018年のワールドカップ・ロシア大会への出場を決めた。

A line-up of other sports winners
スイスのスポーツ選手大賞、受賞式にて。 左から、ウラディミル・ペトコビッチ監督、スイス・サッカー協会ペーター・ギリエロン会長、サッカーのスイス代表ヴァロン・ベーラミ選手、スポーツ選手の女子部門で大賞を受賞したウェンディ・ホルデナー選手、フェデラー選手のコーチ、セヴェリン・ルーチ氏、障害者アスリート部門で受賞したアスレチックのマルセル・フグ選手 Keystone
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