スイス連邦統計局が6日発表外部リンクした人口統計で、スイスの昨年の人口増加率は11年ぶりに1%を下回ったことがわかった。
このコンテンツが公開されたのは、
昨年末時点のスイスの人口は848万2152人(速報値)で前年比0.7%増。男性は女性より7万2676人多かった。
統計局によると、増加率が縮小した主な要因は移民の数が10%減ったことだ。出生数の減少(3.3%減)・死亡数の増加(2.4%増)も寄与した。
スイス国外に移住した人数(社会減)は0.4%増の12万1200人だった。
スイスで住民登録をしている外国人の数は昨年末時点で、212万5100人(1.1%増)だった。
スイス人口の増加率は過去10年にわたり、毎年1%を上回っていた。1%を下回ったのは2006年以来。
在外スイス人
統計局が5日発表した在外スイス人統計外部リンクによると、昨年末時点の在外スイス人は75万1800人だった。
在住国は200カ国以上にわたり、在外スイス人が最も多いのは隣国のフランスとドイツ。米国、カナダ、オーストラリア、イスラエルにも大規模な在外スイス人コミュニティーがある。
おすすめの記事
おすすめの記事
スイスの人口密度は他の国より高い?低い?
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの人口は過去150年間で3倍に膨れ上がり、人口の4分の1は外国人が占めている。1960年代から人口過剰に対する人々の不安は、移民の流入を制限する動きにも利用されてきた。しかし、他の国と比べてスイスの人口密度は高いのだろうか?
もっと読む スイスの人口密度は他の国より高い?低い?
おすすめの記事
スイス政府、国際養子縁組を禁止へ
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦政府は29日、国外から子どもを迎える国際養子縁組を将来的に禁止する意向を表明した。虐待防止措置の一環としている。
もっと読む スイス政府、国際養子縁組を禁止へ
おすすめの記事
スイス、全てのカップルへの精子・卵子提供を合法化へ 政府方針
このコンテンツが公開されたのは、
スイス政府は29日、生殖補助医療法を改正し、カップルに対する卵子提供を合法化する方針を発表した。政府はまた既婚・未婚問わず全てのカップルへの精子・卵子提供を解禁する意向を示した。
もっと読む スイス、全てのカップルへの精子・卵子提供を合法化へ 政府方針
おすすめの記事
スイスに感染症情報解析センター発足
このコンテンツが公開されたのは、
感染症に関する情報を収集・解析する「病原体バイオインフォマティクスセンター(CPB)」が23日、スイスの首都ベルンに新設された。集約したゲノムデータを管理・解析し、スイスの感染対策を改善する役割を担う。
もっと読む スイスに感染症情報解析センター発足
おすすめの記事
ETHチューリヒ、気候に優しい除湿機を開発
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの連邦工科大学チューリヒ校(ETHZ)は10日、電気を使わない除湿器を開発したと発表した。壁や天井の建築材として、空気中の湿気を吸収し一時的に蓄えることができる。
もっと読む ETHチューリヒ、気候に優しい除湿機を開発
おすすめの記事
スイスでX離れ進む
このコンテンツが公開されたのは、
スイスで「X」から撤退を表明する企業や著名人が相次いでいる。
もっと読む スイスでX離れ進む
おすすめの記事
スイスの研究者、キノコで発電する電池を開発
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの研究者たちが、キノコで発電する電池を開発した。農業や環境研究に使われるセンサーに電力を供給できるという。
もっと読む スイスの研究者、キノコで発電する電池を開発
おすすめの記事
ジョンソン・エンド・ジョンソン、スイスでの人員削減を計画
このコンテンツが公開されたのは、
米ヘルスケア大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、スイスでの人員削減を計画している。
もっと読む ジョンソン・エンド・ジョンソン、スイスでの人員削減を計画
おすすめの記事
「スイス銀行のナチス関連口座は再調査を」 歴史家ら提唱
このコンテンツが公開されたのは、
スイス最大手のUBS銀行の資料室には、第二次世界大戦中の行動に関する秘密がまだ残されている可能性がある――。過去にスイスの銀行と独ナチス政権とのつながりを調査した歴史家、マルク・ペレノード氏は、再調査の必要性を強調する。
もっと読む 「スイス銀行のナチス関連口座は再調査を」 歴史家ら提唱
おすすめの記事
スイス航空の緊急着陸 客室乗務員の死因は酸欠
このコンテンツが公開されたのは、
スイスインターナショナルエアラインズ(SWISS)のブカレスト発チューリヒ便が先月オーストリアのグラーツで緊急着陸した後、客室乗務員(23)が死亡した事件で、死因は酸欠だったことが分かった。複数のスイスメディアが報じた。
もっと読む スイス航空の緊急着陸 客室乗務員の死因は酸欠
おすすめの記事
ユングフラウヨッホ、2024年の来場者が100万人を突破
このコンテンツが公開されたのは、
ユングフラウ鉄道グループは、ユングフラウヨッホの2024年の来場者が105万8600人となり、2015年以来6度目の100万人の大台を超えたと発表した。
もっと読む ユングフラウヨッホ、2024年の来場者が100万人を突破
続きを読む
おすすめの記事
スイス人口の25%を占める外国人 その内訳は?
このコンテンツが公開されたのは、
スイスに住む外国人の数は200万人以上。しばしば政治議論の対象となるこれらの「非スイス人」は、昨年の時点でスイスの人口830万人の4分の1近くを占める。では、これらの「非スイス人」とは、具体的にどんな人々なのだろう?グラフで解説する。
もっと読む スイス人口の25%を占める外国人 その内訳は?
おすすめの記事
スイスの移民滞在期間 日本人は半数以上が2年以内に帰国
このコンテンツが公開されたのは、
スイスを入国から15年以内に離れる割合がとりわけ高い(8割以上)のは、日本、米国、中国からの移民で、これらのうち半数以上が2年以内に出国している。 一方、イタリア、フランス、ドイツ、オーストリア出身者の約6割は、スイ…
もっと読む スイスの移民滞在期間 日本人は半数以上が2年以内に帰国
おすすめの記事
スイスの人口、まもなく800万人に
このコンテンツが公開されたのは、
スイスのリベラルなシンクタンク「アヴニール・スイス(Avenir Suisse)」の経済学者で移民専門家のダニエル・ミュラー・イェンチュ氏に、スイスの人口増加による影響と将来の課題について話を聞いた。 スイスの人口は20…
もっと読む スイスの人口、まもなく800万人に
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。