スイスで1980~90年代、最も有名な銀行強盗と呼ばれたユーゴ・ポルトマン受刑者(58)が、チューリヒ市のごみ収集員に採用された。ポルトマン受刑者は35年の服役を経て仮釈放が認められており、7月中旬に出所する。
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>>世紀の銀行強盗、ポルトマン受刑者の「華麗なる」脱獄歴
スイスの夕刊紙ブリックが1日、報じた。同紙によると、フィリッポ・ロイテネガー市議会議員が市土木工学・廃棄物処理課の責任者だった当時、ポルトマン受刑者の経歴書を見て採用を決めた。
ロイテネガー氏はブリックに「心から努力している人にはセカンドチャンスを与えるべきだと思う」と語った。ポルトマン受刑者はこの仕事に意欲を示しており、健康問題もなく採用に必要な全ての審査に合格したという。ロイテネガー氏は、チューリヒ市が(こうした人たちに仕事を与える)社会的責任があると述べた。
ポルトマン受刑者の出所は7月16日を予定しており、その後ごみ収集員の仕事に就く。ただ仮釈放は3年間の保護観察付きで、期間中は関係機関に生活実態などを報告する義務がある。
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