スイスの11の河川観測地点で、観測開始以来の最高水温を記録した。森林火災の危険性が高まり、多くの地域で屋外の火気使用が禁止された。
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連邦環境省環境局は26日、アーレ川のトゥーン地域(23.4℃)とベルン地域(23.9℃)でそれぞれ最高水温を記録したと発表した。
同局によると、このほか9地点で最高水温を観測。ゼードルフ付近のロイス川(16.2℃)、リアッツィーノ付近のティチーノ川(23.1℃)、エメンマット付近のエメ川(22.5℃)、アーデルボーデン付近のアレンバッハ川(17.1℃)、ソンツェボーズ付近のスゼ川(19.3℃)、ダボス付近のディッシュマバッハ川(15.7℃)、ラ・レーザ付近のポスキアヴィーノ川(15.4℃)、モリス付近のリンス川(16.5℃)、シャンフ付近のイン川(15.1℃)だった。
同局は、計60カ所の観測所で河川や小川の水温を測定している。湖の水温は、湖から流れる河川で主に観測している。
花火も禁止
環境局は、長期的にはスイスの水温が上昇傾向にあるとみる。また気候変動により、今後数十年間は、さらなる水温の上昇が予想されるという。
スイス中央部オプヴァルデン準州の山間部の牧草地では今週、軍がヘリコプターで家畜用の水を運んだ。熱波と水不足に見舞われる中、軍がこのような支援を求められたのは初めてだ。
このほか国内各地では屋外でのバーベキューや花火、河川や池からの水のくみ上げを禁止する地域が出てきている。一部の自治体では、個人所有のプールへの給水、スプリンクラーの使用、洗車も禁止している。
英語からの翻訳・宇田薫
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