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スイスアルプス地下の旧弾薬庫、爆発リスク増大

ミットホルツ
写真中央の岩肌が見えているところは、1947年の爆発事故によるものだ © Keystone/Gaetan Bally

スイスアルプスの地下にある旧弾薬庫で、格納された弾薬が爆発する危険性が増大している。連邦環境省環境局が、15日に発表した調査報告書の中で確認した。

旧弾薬庫は第二次世界大戦時、ベルナーオーバーラント地方の自治体ミトホルツ外部リンクに建設された。約3500トンの弾薬と数百トンの爆薬が格納されている。

調査は連邦国防省の委託で実施。国防省はビデオや熱を探知できるサーマルカメラ、ガス検知器で備蓄品の監視を強化するとしている。国防省は昨年、旧弾薬庫を調査し、危険性について同様の評価を下していた。

国防省はまた、専門家委員会を設置し、爆発の危険を除去・軽減するための対応策を検討する。

地元住民は、弾薬庫の撤去を要求している。

ミトホルツの地下倉庫は1947年にも大規模な爆発事故があり、子供4人を含む計9人が死亡。周辺の民家も大きな被害を受けた。

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