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スイス人口881万人に増加 出生率は歴史的低水準に

駅の構内を歩く人の後ろ姿
スイスの人口は予測を3年上回るハイペースで急増しており、今年中に900万人を突破するとも言われている © Keystone / Christian Beutler

連邦統計局外部リンク(FSO)によると、スイスの2022年末の人口は881万2700人(暫定値)で、前年比7万3900人(0.8%)増となった。 

全26州で人口が増加した。

人口が伸びた背景には、移民の増加がある。スイスに移住した人の数は、新型コロナウイルス感染症が世界的に流行した2020~2021年から回復し、前年比15%増の19万500人だった。国外に出ていく人の数は12万400人で、わずかに増加。移入人口から移出人口を差し引いた純移動は7万100人(43.5%増)だった。

移民の出身地はドイツ、イタリア、フランスなど、近隣諸国が最も多かった。

歴史的な出生率の低さ

2022年の出生数は8万2千人で、前年比7600人(8.5%)減となった。出生率(人口1千人当たりの出生数)は9.3と、歴史的な低水準に落ち込んだ。

ほとんどの州で、出生数よりも死亡数が上回った。

スイスの人口は今年、900万人に膨れ上がり、2050年には1千万人を突破するとの予測もある。

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英語からの翻訳:大野瑠衣子

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