スイス連邦統計局が23日発表した2019年の家計調査外部リンクによると、平均的な世帯は収入の31%を税金や社会保障、医療保険料に費やした。
このコンテンツが公開されたのは、
これら税・保険料の金額は前年から123フラン(約1万4千円)増えた。
平均収入はひと月9582フラン(2019年末レートで約107万6千円)と、前年より22フラン増加。税・社会保険料を差し引いた可処分所得は6609フラン(約74万2千円)と、90フラン減った。
スイスの平均世帯人数は2.1人。総収入には給与やボーナス、年金、社会保険給付の他、配当や利子収入が含まれる。
支出を見ると、商品やサービスの消費に4985フランと大部分が充てられた。住宅・エネルギーに14.4%、食品・ノンアルコール飲料に6.6%、交通費に7.4%を支出した。
ただ全世帯の6割は可処分所得が平均を下回り、収入が月額4500フラン未満の最低収入層では赤字になる月が多かったという。
おすすめの記事
スイス、国際養子縁組を終了へ
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦政府は29日、外国籍の子どもの養子縁組を終了する意向を表明した。虐待防止に向けた対策としている。
もっと読む スイス、国際養子縁組を終了へ
おすすめの記事
スイス、全てのカップルへの精子・卵子提供を合法化へ 政府方針
このコンテンツが公開されたのは、
スイス政府は29日、生殖補助医療法を改正し、カップルに対する卵子提供を合法化する方針を発表した。政府はまた既婚・未婚問わず全てのカップルへの精子・卵子提供を解禁する意向を示した。
もっと読む スイス、全てのカップルへの精子・卵子提供を合法化へ 政府方針
おすすめの記事
スイスに感染症情報解析センター発足
このコンテンツが公開されたのは、
感染症に関する情報を収集・解析する「病原体バイオインフォマティクスセンター(CPB)」が23日、スイスの首都ベルンに新設された。集約したゲノムデータを管理・解析し、スイスの感染対策を改善する役割を担う。
もっと読む スイスに感染症情報解析センター発足
おすすめの記事
ETHチューリヒ、気候に優しい除湿機を開発
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの連邦工科大学チューリヒ校(ETHZ)は10日、電気を使わない除湿器を開発したと発表した。壁や天井の建築材として、空気中の湿気を吸収し一時的に蓄えることができる。
もっと読む ETHチューリヒ、気候に優しい除湿機を開発
おすすめの記事
スイスでX離れ進む
このコンテンツが公開されたのは、
スイスで「X」から撤退を表明する企業や著名人が相次いでいる。
もっと読む スイスでX離れ進む
おすすめの記事
スイスの研究者、キノコで発電する電池を開発
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの研究者たちが、キノコで発電する電池を開発した。農業や環境研究に使われるセンサーに電力を供給できるという。
もっと読む スイスの研究者、キノコで発電する電池を開発
おすすめの記事
ジョンソン・エンド・ジョンソン、スイスでの人員削減を計画
このコンテンツが公開されたのは、
米ヘルスケア大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、スイスでの人員削減を計画している。
もっと読む ジョンソン・エンド・ジョンソン、スイスでの人員削減を計画
おすすめの記事
「スイス銀行のナチス関連口座は再調査を」 歴史家ら提唱
このコンテンツが公開されたのは、
スイス最大手のUBS銀行の資料室には、第二次世界大戦中の行動に関する秘密がまだ残されている可能性がある――。過去にスイスの銀行と独ナチス政権とのつながりを調査した歴史家、マルク・ペレノード氏は、再調査の必要性を強調する。
もっと読む 「スイス銀行のナチス関連口座は再調査を」 歴史家ら提唱
おすすめの記事
スイス航空の緊急着陸 客室乗務員の死因は酸欠
このコンテンツが公開されたのは、
スイスインターナショナルエアラインズ(SWISS)のブカレスト発チューリヒ便が先月オーストリアのグラーツで緊急着陸した後、客室乗務員(23)が死亡した事件で、死因は酸欠だったことが分かった。複数のスイスメディアが報じた。
もっと読む スイス航空の緊急着陸 客室乗務員の死因は酸欠
おすすめの記事
ユングフラウヨッホ、2024年の来場者が100万人を突破
このコンテンツが公開されたのは、
ユングフラウ鉄道グループは、ユングフラウヨッホの2024年の来場者が105万8600人となり、2015年以来6度目の100万人の大台を超えたと発表した。
もっと読む ユングフラウヨッホ、2024年の来場者が100万人を突破
続きを読む
おすすめの記事
スイス、医療費が上昇
このコンテンツが公開されたのは、
世界でも突出して高いスイスの医療費が、上昇を続けている。特に家計と州の負担が増えている。
もっと読む スイス、医療費が上昇
おすすめの記事
訪問介護士の家計簿
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの異なる業界で働く3人に、1週間家計簿をつけてもらった。これを見ればスイス人がどれだけ稼ぎ、どのように支出しているか、スイスで暮らしていない人もイメージしやすくなるだろう。第1回は介護サービスでチームリーダーを務める女性。彼女の手取りは月5600フラン(約63万5千円)だ。
もっと読む 訪問介護士の家計簿
おすすめの記事
拝見!スイス人の家計簿
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの世帯収入は月1万33フラン(約114万円)。うち2909フランが税金や社会保険料などに消え、残る7124フランでやりくりすることになる。さてその支出先は?
もっと読む 拝見!スイス人の家計簿
おすすめの記事
物価の高いスイス 子育てにはいくらかかる?
このコンテンツが公開されたのは、
生活費の高いスイスでは子供は「ぜいたく品」と言えるかもしれない。養育費は子供1人当たり平均月1200~1800フラン(約13万~20万円)。ここに恐らく世界最高の保育費がかかる。それだけではない。
もっと読む 物価の高いスイス 子育てにはいくらかかる?
おすすめの記事
スイス、月110万円の収入を何に使っている?
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの人は平均的に収入が高いが支出も多い。それでも生活費を差し引いて文化や余暇活動、貯蓄に充てられる額は欧州の中でも多い方だ。
もっと読む スイス、月110万円の収入を何に使っている?
おすすめの記事
高物価の国でスイス人は何にお金を使っているのか?
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの生活費は高い。スイスインフォがウーリ州アルトドルフで「何にお金を使っているか」を街頭インタビューしたところ、最も人々の懐を痛めているのは――。
もっと読む 高物価の国でスイス人は何にお金を使っているのか?
おすすめの記事
金銭問題タブーのスイス 借金地獄に苦しむ若者
このコンテンツが公開されたのは、
裕福なスイスにも借金を抱える人はいる。しかし金銭問題はタブー視され、債務者は相談をためらいがちだ。19歳から始まった借金地獄をようやく抜け出した男性(26)に話を聞いた。
もっと読む 金銭問題タブーのスイス 借金地獄に苦しむ若者
おすすめの記事
高額医療費 スイスでは5人に1人が診察を断念
このコンテンツが公開されたのは、
昨年スイスでは、医療費が高いことを理由に2割以上の人が医者にかかるのを断念したという。経済協力開発機構(OECD)が、加盟国の医療制度パフォーマンスに関するデータを比較した報告書「図表で見る医療2017」で発表した。
もっと読む 高額医療費 スイスでは5人に1人が診察を断念
おすすめの記事
スイス人口2割「急な出費に備えなし」 国の調査結果で
このコンテンツが公開されたのは、
連邦統計局は16日、スイス国民の賃金と生活状況に関する調査結果を発表し、2016年は人口の21.5%が2500フラン(約28万円)の請求書を1カ月以内に支払えない経済状態だったことがわかった。
もっと読む スイス人口2割「急な出費に備えなし」 国の調査結果で
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。