レバノン・ベイルートで4日起きた大規模な爆発を受け、スイス政府は被害を受けたスイス大使館を支援するため、約10人の専門家を現地に派遣する。
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専門家チームはエンジニア、インフラの専門家、セキュリティアドバイザー、物流の専門家、通信管理者、心理学者ら。
報道によると、ベイルート港の爆発では4千人以上が負傷。駐レバノンのスイス大使、大使館職員もけがを負った。
連邦外務省によると、専門家チームはスイス大使館のスタッフをサポートする。スイス大使館の建物は爆発により大きな被害を受けたため、職員は別の場所で業務にあたっている。レバノン当局に対する支援も可能という。
スイスの人道支援部門は、レバノン政府からの国際援助要請を受け、現地に支援を送る計画を検討中。
イグナツィオ・カシス外相とシモネッタ・ソマルーガ連邦大統領は爆発が起きた同日、ツイッターなどでレバノンの人々との「連帯」を表明。カシス外相はスイスに支援の意思があると述べた。
外務省によると、大使館関係者以外のスイス人の詳しい被害状況は分かっていない。レバノンには現在、約1500人のスイス国民(80%が二重国籍)が住む。これまでのところ、スイス人観光客約20人が大使館に連絡を取ってきたという。
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