男子プロテニスのロジャー・フェデラー(37)の地元バーゼルで、プロテニス大会の会場にも使われる競技場「ザンクト・ヤコブスハーレ外部リンク」を「ロジャー・フェデラー・アリーナ」に改称しようという案を地元議員らが立ち上げた。
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マルティナ・ベルナスコーニ外部リンク議員とハンス・フーラー議員が22日、スタジアム改称を求めるイニシアチブ外部リンク(住民発議)を提起。同氏らはこれまでにも改称案をバーゼルシュタット準州・バーゼルラント準州議会に提出したが、いずれも棄却された。
住民投票を実施するためには、18カ月以内に3千筆の署名を集める必要がある。発起人らは、半年後の9月までに十分な署名が集まると自信を込める。
ザンクト・ヤコブスハーレは、テニスのATPツアートーナメントの一つ「スイス・インドア・バーゼル外部リンク」が毎年開催され、フェデラーは同大会で計9回優勝している。ベルナスコーニ氏らは、フェデラーは改称に反対していないと主張するが、フェデラーはこの件についてコメントを出さないとしている。
4大大会通算20勝を達成したフェデラーの功績は、地元でも表彰済みだ。バーゼル大学は2017年、フェデラーに名誉博士号を授与した。フェデラーの名前を冠した街道や広場が登場することも考えられるが、通常本人の死去後に行われるため、実現するとしても当分先の話になりそうだ。ただスイス西部のビール(ビエンヌ)市はそうしたルールに寛容で、2016年に「Roger Federer Alley(ロジャー・フェデラー通り)」という名前の道を作った。
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