良質なスキーリゾートで知られるダボス・クロスタース地方で、スキーエリアの救助活動と安全監視の仕事をするヴァリ・マイヤーさん。相棒の雪崩救助犬ウーピーを肩に乗せ、今日もゲレンデに繰り出す。今日はウーピーが雪に埋まったダミー人形を探し出す大事な訓練の日だ。
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雪崩救助犬がいつ誕生したのか、その軌跡を特定するのは難しい。スイスの航空救助隊レガも、有名な救助犬、セントバーナードのバリーが第一号だという説すら定かでないという。バリーは1800年代にサン・ベルナール峠で約40人を救ったとされる伝説の救助犬だ。
1937年、ベルナーオーバーラント地方で男子生徒18人が雪崩に巻き込まれた。救助隊により17人が見つかったが、残る1人が行方不明のままだった。捜索活動が打ち切られようとしたその時、モリッツリという名前の雑種犬が、雪面のある地点で異常を知らせた。救助隊が棒でモリッツリの指し示す場所をつくと、行方不明の生徒が見つかり、その後生徒は蘇生した。
その話を聞いた犬の専門家フェルディナンド・シュムッツさんが1940年、犬を訓練するというアイデアをスイス軍に持ち込んだ。軍は第二次世界大戦中、雪崩被害者を追跡する訓練を実施。45年にスイスアルプスクラブが雪崩救助犬の訓練を引き継いだ。
連邦政府は51年、雪崩救助犬の育成とクラブ主催の訓練を毎年行うことを決めた。1950年代には初めて犬が飛行機からパラシュートで救助地点に到着。ヘリコプターでの輸送ものちに行われた。
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スイスには伝説の犬がいる。40人の命を救ったとされるセントバーナード犬、バリーだ。凍死寸前の人を背中に乗せて、安全な場所まで運んだこともあるというこの犬が死んだのは今からちょうど200年前。なぜこの犬はいまだ世界中で人気なのだろうか?バリーにまつわる様々な伝説の中で、真実を探った。
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(英語からの翻訳・宇田薫)
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スイスアルプスのマッターホルンの標高約4100メートル地点で14日早朝、日本人の登山客の男性(67)が死亡しているのが見つかった。ヴァレー(ヴァリス)州警察が19日、発表した。
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