スウェーデン出身の環境活動家グレタ・トゥーンベリさん(16)がフランス語圏のスイス公共放送テレビ(RTS)のインタビューに応じ、自身に向けられた「父親の操り人形」などという批判について、「私のことより気候変動の危機に目を向けてほしい」と語った。
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スイス・ローザンヌでは現在、若手活動家らによる気候変動サミットが開かれ、トゥーンベリさんも参加している。
毎週金曜日の「気候変動のためのストライキ」を世界に広げたトゥーンベリさんは、国際的なイベントで度々スピーチし、ノーベル平和賞の候補にも名前が挙がる。サミット後はボートで米国入りし、国連でスピーチする予定だ。
トゥーンベリさんの行動主義と名声は批判を呼んだ。一部の人たちは、トゥーンベリさんが両親の操り人形に過ぎず、提示している解決策も短絡的だと揶揄した。
トゥーンベリさんが自閉症持ちであることや体格にまつわる中傷もみられた。
トゥーンベリさんはRTSのインタビューで、これに関して自身の心境を語った。
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サミット会場のローザンヌ大では、2017年のノーベル化学賞を受賞したスイス人で同大名誉教授のジャック・デュボシェ氏もトゥーンベリさんの行動を支持している。同氏はフランス語圏のスイス公共放送ラジオのインタビューで、トゥーンベリさんの活動をたたえた。
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同大で5日開幕した「未来へのスマイル」サミットは、欧州の若手活動家が一堂に集まり、ワークショップなどで気候変動への取り組みについて意見交換する。
38か国から450人以上が参加。グレタさんは6日夜に電車で現地入りした。サミットは1週間にわたり行われ、9日午後にストライキを行う予定。
(英語からの翻訳・宇田薫)
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