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ダボスを含むスイス東部で雪崩の恐れ 最高レベル雪崩警報

雪に埋もれたバス
スイス北東部のアッペンツェル・アウサーローデン準州シュヴェッガルプでは10日、幅300メートルに及ぶ雪崩が発生した Keystone

連邦森林降雪国土研究所(WSL)は14日、人気スキーリゾート地ダボスを含むスイス東部広域に最高レベル5の雪崩警報を発令した。

雪崩の危険度が最も高い「レベル5」の警報が発令されたのはダボス、クロスタース、グリンデルワルト、エンゲルベルク、アンデルマット、ディゼンティスなど、観光スポットおよびウィンタースポーツのリゾート地。標高1800メートル以上の地域は積雪が不安定であることから、「大規模もしくはとても大規模な」雪崩が起こる可能性が高いとし、さらなる警戒を呼びかけている。

WSLは「雪崩は谷に達することもある。見通しの良い場所の建物や輸送ルートが被害にあう危険性は高い」と警告した。

>>ユネスコ無形文化遺産として登録されることが決まったスイスの「雪崩リスクマネジメント」とは

スイス北東部のアッペンツェル・アウサーローデン準州シュヴェッガルプでは10日、幅300メートルに及ぶ雪崩が発生。駐車場に停めてあった25台を越える車とレストランを襲い、3人が負傷した。

また今月はじめには、スキーリゾートで起こった複数の雪崩によって2人が死亡、1人が負傷している。

グラウビュンデン州ディゼンティスなどいくつかの地域では、すでに電車の一部路線や道路が遮断されている。レーティッシュ鉄道(RhB)外部リンクは現在、クール~アローザ間、クロスタースプラッツ~ダボスプラッツ間、アルブラ線ベルギューン~スピナス間を含む州内のいくつかの路線区間が雪のため遮断されている。

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