売春を迫られた女性たちは、全収入を犯行グループに没収された
Keystone
スイス西部・ローザンヌ市警察は、ルーマニアの人身売買グループを撲滅するための合同捜査に加わっている。同グループが欧州全域で女性に売春を強制している疑いがある。
このコンテンツが公開されたのは、
ローザンヌ州警察によると、これまでにルーマニアで4人の容疑者が逮捕され、合同捜査の一環としてスイス国内のいくつかの施設を捜索した。他にも5人の容疑者に対して逮捕状が出され、ルーマニアで裁判を受けることになる。
≫売春に賛成?反対?スイスで高まる議論
警察によると、犠牲者は少なくとも15人にのぼり、売買を手配した容疑者のうち9人が特定されている。
若い女性たちは全収入を犯行グループに没収され、売春指示に従わなければ殺される危険があった。売春の売り上げは犯行グループが高級車の購入や賭博のためにルーマニアに送金したという。
ルーマニアの売春婦が2016年、ローザンヌ郊外で買春者に殺害された。遺体は隣接するフランスで見つかった。
おすすめの記事
ミグロ、スイス初の年中無休スーパーを開店へ
このコンテンツが公開されたのは、
スイス小売大手のミグロ(Migros)は14日、アッペンツェル・アウサーローデン準州ヘリザウにある1店舗を年中無休化すると発表した。
もっと読む ミグロ、スイス初の年中無休スーパーを開店へ
おすすめの記事
ハイジのスイス館、150万人以上の来館者見込む 大阪・関西万博
このコンテンツが公開されたのは、
2025年大阪・関西万博のスイス館が、13日の開幕日に開館した。没入感のある展示空間でスイスの多様・卓越性を紹介し、150万人以上の来館者を見込む。
もっと読む ハイジのスイス館、150万人以上の来館者見込む 大阪・関西万博
おすすめの記事
スイス大統領、関税でトランプ氏と電話会談
このコンテンツが公開されたのは、
スイスのカリン・ケラー・ズッター連邦大統領は、米国の追加関税について、ドナルド・トランプ米大統領と電話会談した。
もっと読む スイス大統領、関税でトランプ氏と電話会談
おすすめの記事
【トランプ関税】スイス経済相が米通商代表と初協議
このコンテンツが公開されたのは、
米国の関税措置をめぐり、スイスのギー・パルムラン経済相は7日、米通商代表のジェミソン・グリア氏とビデオ会議による最初の協議を行った。
もっと読む 【トランプ関税】スイス経済相が米通商代表と初協議
おすすめの記事
スイス、トランプ関税に報復せず
このコンテンツが公開されたのは、
スイス政府は3日、ドナルド・トランプ政権が同日発表した関税に対し、当面は対抗措置を取らないと表明した。
もっと読む スイス、トランプ関税に報復せず
おすすめの記事
トランプ大統領、スイス製品に31%の関税
このコンテンツが公開されたのは、
ドナルド・トランプ米大統領は、スイスからの輸入品に31%の関税を課すと発表した。
もっと読む トランプ大統領、スイス製品に31%の関税
おすすめの記事
スイスにBYDが上陸 年内に15店舗
このコンテンツが公開されたのは、
中国のEVメーカー比亜迪(BYD)が正式にスイス市場に進出する。年内に全国で15店舗を出店する計画だ。
もっと読む スイスにBYDが上陸 年内に15店舗
おすすめの記事
スイス金融当局が組織再編 リスク管理部門を新設
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの金融市場監督機構(FINMA、日本の金融庁に相当)は1日、監督体制を強化するため組織を再編したと発表した。クレディ・スイス危機への反省から、立ち入り検査機能を増強する。
もっと読む スイス金融当局が組織再編 リスク管理部門を新設
おすすめの記事
スイスで凍結されたロシア資産、1.25兆円に 所有者の特定進む
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦経済管轄局(SECO)は1日、これまでに国内で凍結したロシア資産は74億フラン(約1兆2500億円)になったと発表した。資産の所有者の特定が進んだことで、昨年4月から1年で16億フラン増えた。
もっと読む スイスで凍結されたロシア資産、1.25兆円に 所有者の特定進む
おすすめの記事
スイス住民の12人に1人が貧困ラインを下回る
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦統計局が31日発表した最新調査で、2023年のスイスの貧困率は前年比ほぼ横ばいの8.1%(約70万8000人)だったことが分かった。
もっと読む スイス住民の12人に1人が貧困ラインを下回る
続きを読む
おすすめの記事
売春は女性蔑視か人権か 禁止案めぐりスイスで意見が二分
このコンテンツが公開されたのは、
チューリヒの小さなNGOがスウェーデンを模範にした売春禁止を求め、物議を醸している。現在、スイスで売春行為は「正当な」職業として認められている。
もっと読む 売春は女性蔑視か人権か 禁止案めぐりスイスで意見が二分
おすすめの記事
スイスのネット児童ポルノが増加
このコンテンツが公開されたのは、
スイスで児童ポルノの疑いがあるケースが増え続けていることに対し、児童虐待に取り組むNGOが懸念を表明した。
もっと読む スイスのネット児童ポルノが増加
おすすめの記事
スイスの強姦罪、男性の被害者は適用外 なぜ?
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの刑法の「強姦(ごうかん)罪」は、男性が被害に遭っても適用されない。これは刑法上の定義がそうなっているためだ。連邦議会では現在、刑法を改正しようという動きがある。
もっと読む スイスの強姦罪、男性の被害者は適用外 なぜ?
おすすめの記事
男女同権への長い道のり 根強い性差別が残るスイス
このコンテンツが公開されたのは、
全米で広がった草の根運動「#MeToo」はスイスでも広がり、男女同権の現状に対する女性の不満の声が次々と上がった。スイスでようやく女性の選挙権が認められた1971年と比べ、今は何が違うのか。
もっと読む 男女同権への長い道のり 根強い性差別が残るスイス
おすすめの記事
スイスの売春婦、多くが避妊具を使用せず 最新調査で明らかに
このコンテンツが公開されたのは、
避妊具の使用が身の安全につながることを知りながらも、避妊具なしで性交渉をするスイスの売春婦は多いことが、ローザンヌ大学による最新の調査で明らかになった。
もっと読む スイスの売春婦、多くが避妊具を使用せず 最新調査で明らかに
おすすめの記事
認可エリア外の売春防止 バーゼルが講じた策とは
このコンテンツが公開されたのは、
「認可エリア外で売春活動が行われている」。バーゼルにある売春地区の住民から寄せられたこのような苦情に対処するため、当局は路上売春が許可されたエリアを特殊な緑のピクトグラム(図記号)で標示する措置を講じた。当局の推定では、…
もっと読む 認可エリア外の売春防止 バーゼルが講じた策とは
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。