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スイスのクマにアイス15キロをプレゼント

氷とフルーツの塊をなめるクマ
アイスを楽しむセルヴィオン動物園のシリアヒグマ Keystone / Jean-christophe Bott

熱波の押し寄せるスイスで、西部ローザンヌ近郊にあるセルヴィオン動物園(Servion Zoo)外部リンクのクマにアイスキャンディーがプレゼントされた。

同動物園で暮らすシリアヒグマ(Ursus arctos syriacus)の生後18カ月の3人兄弟ニュートン、ジャイコ、ライカと母熊のマルティーネに24日、重さ15キロのアイスキャンディーが贈られた。色々な果物を丸ごと凍らせて一つに固めたものだ。

動物園のローラン・ビュリアール園長は「暑い時期は毎日アイスをあげています」とスイスの通信社Keystone-SDAに語った。

シリアヒグマは雑食で主に果物や野菜を食べ、週に3回は肉が与えられる。アイスは暑い季節だけの特別なごちそうだ。だが3匹の子熊がスイスで暮らす時間は残り少ない。成長すると母熊が子供の存在を嫌がることが多いため、年末には英国の動物に移送される予定だ。

スイスや北西ヨーロッパには今週、6月下旬に続き2回目の熱波が押し寄せている。スイス連邦政府はアルプスの北側、ヴァレー(ヴァリス)州、ティチーノ州に5段階中レベル3の熱波警報を発出した。気温29度・湿度75%から気温34度・湿度30%になる地域を指す。中央・南スイスの一部の地域でも火災の危険性が高くなっている。

スイス南部の町シオンは24日、今年の最高気温38度を記録した。スイスの史上最高気温は、2003年8月11日、スイス南東部のグローノ村(グラウビュンデン州)で記録された41.5度。 

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