スイス・チューリヒ中心部を流れるリマト川が10日、蛍光グリーン色に染まった。環境保護団体が「私たちの生態系の差し迫った崩壊」に抗議するため水を染色したという。
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ドイツ語圏の日刊紙NZZによると、警察は現時点で市民に危険はないと語った。
環境保護団体「Extinction Rebellion(絶滅の反乱)」は自身のフェイスブックページ外部リンクで「我々の生態系に差し迫る崩壊と有害なシステムに対し、人々の注意を喚起するため」と理由を明かした。
10日、約30人の活動家がフラウミュンスター大聖堂~市庁舎の橋間の川面に浮かび、環境保護を訴えた。
同団体によると、染料は「無害なウラニンで、毒性は食卓塩程度」。ウラニンは黄色、緑色の蛍光水溶性染料で、壁、パイプ、タンクの水漏れを調べる目的で使われる。
同団体は今後10日間、国内各地で同様の行動をとりたいと述べた。
チューリヒ市警察は、水質保護法違反の可能性を捜査し、市検察庁にも報告済みだとしている。
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