スイス連邦造幣局外部リンク(Swissmint)は、スイス出身の男子テニスのレジェンド、ロジャー・フェデラー選手の記念コインを作った。存命中の人物を記念コインにしたのは歴史上初めて。2020年1月23日に発行する。
このコンテンツが公開されたのは、
記念コインは銀貨で20フラン(約2200円)。来年5月には別のデザインで50フラン金貨を発行する予定という。
政府は声明で、フェデラー選手ほど有名なスイス人はいないと述べた。テニスでは男子シングルス最多グランドスラム獲得など数々の記録を打ち立て、コート外では南アフリカの子供たちのための慈善財団を運営。ユニセフ親善大使を初めて務めたスイス人もフェデラー選手だ。
造幣局は、フェデラー選手が「スイス大使としては完璧な人物。好感度、現実的な人柄、成功、雄弁さを彼だけの唯一の方法で具現化している」と評した。
コインに高い需要が集まることを予想し、造幣局は初めて、「流通しない品質」のコインの先行販売を実施。2日から19日まで、造幣局のウェブサイト外部リンクで30フランで購入できる(6日時点ですでに売り切れ)。コインは、発行日以降に使用可能になる。
造幣局はスイスの歴史的な出来事、人々、組織の記念コインを発行している。2019年にはアポロ11号の月面着陸と、サーカス団「クニー」の100周年を祝い、記念コインが作られた。
おすすめの記事
スイスの核廃棄物処分場計画、反対派が国民投票計画
このコンテンツが公開されたのは、
チューリヒ州の放射性廃棄物処分場建設計画が、正式な認可が下りる前から反対運動に直面している。
もっと読む スイスの核廃棄物処分場計画、反対派が国民投票計画
おすすめの記事
ジョン・レノンの盗まれた腕時計、所有権はオノさん スイス最高裁が認定
このコンテンツが公開されたのは、
ビートルズのジョン・レノンさんが殺害される2カ月前にオノ・ヨーコさんから贈られ、その後盗まれた腕時計について、スイスの連邦最高裁判所はオノさんに時計の完全な所有権があるとの判決を出した。
もっと読む ジョン・レノンの盗まれた腕時計、所有権はオノさん スイス最高裁が認定
おすすめの記事
スイス証取、英プロバイダーを買収 MTF参入へ
このコンテンツが公開されたのは、
スイス証券取引所を運営するSIXグループは11日、英国の証券取引サービスプロバイダー、アクイス・エクスチェンジを買収すると発表した。今後、多角的取引システム(MTF)に参入する方針だ。
もっと読む スイス証取、英プロバイダーを買収 MTF参入へ
おすすめの記事
2022年の可処分所得は約95万円 スイス統計局
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦統計局は12日、2022年の1世帯平均の可処分所得はひと月6902フラン(当時レートで約95万円)だったと発表した。前年からほぼ横ばいだった。
もっと読む 2022年の可処分所得は約95万円 スイス統計局
おすすめの記事
CERNとロシアの研究協力協定、11月末に期限迎える
このコンテンツが公開されたのは、
今月30日、ロシアの研究機関とジュネーブに拠点を置く欧州原子核研究機構(CERN)との協力協定が終了する。研究者はCERNのプロジェクトに影響を及ぼすと警告している。
もっと読む CERNとロシアの研究協力協定、11月末に期限迎える
おすすめの記事
女子優位のクラスを出た女性は高収入の傾向 スイス調査
このコンテンツが公開されたのは、
スイス・バーゼル大と英ダラム大が1989年から2002年の間にスウェーデンで初等教育を修了した75万人以上の生徒のデータを用いて行った調査で、女子生徒の方が多いクラスを出た女性はより多くの収入を得る傾向があることが分かった。
もっと読む 女子優位のクラスを出た女性は高収入の傾向 スイス調査
おすすめの記事
11月のスイスアルプス、季節外れの暖かさ
このコンテンツが公開されたのは、
スイスアルプスで、季節外れの暖かさが続いている。スイスで最も標高の高い地点にあるユングフラウヨッホでは観測史上最高を記録した。
もっと読む 11月のスイスアルプス、季節外れの暖かさ
おすすめの記事
スイスでベジタリアン・ビーガン増加 若者・高学歴に多く
このコンテンツが公開されたのは、
スイスで肉食をやめる人が増えている。植物性食品を推進するスイスベジ協会(Swissveg)は30日、スイスのベジタリアンやビーガンの数は過去5年間で約40%増加したと発表した。
もっと読む スイスでベジタリアン・ビーガン増加 若者・高学歴に多く
おすすめの記事
スイスを縦断するツルが過去最多
このコンテンツが公開されたのは、
スイス鳥類研究所によると、スイスでは今季、はやくも過去最多のツルが観察されている。なかには約800羽の大規模な群れもみられた。
もっと読む スイスを縦断するツルが過去最多
おすすめの記事
「金銭目的」で自殺ほう助 スイスの裁判所が元看護師に有罪判決
このコンテンツが公開されたのは、
スイス南部ティチーノ州ルガーノの州刑事裁判所は23日、利己的な動機で他人の自殺を手助けしたとして、自殺教唆・ほう助の罪に問われた同州の元看護師の女(67)に条件付き罰金刑を言い渡した。
もっと読む 「金銭目的」で自殺ほう助 スイスの裁判所が元看護師に有罪判決
続きを読む
おすすめの記事
フェデラーの「ステマ」はOK?公正委が見解
このコンテンツが公開されたのは、
スイス広告業界の自主規制機関は、男子テニスのロジャー・フェデラー選手、インフルエンサーのセニア・チュミチェワさんがインスタグラムにアップした投稿はいずれも「ステルスマーケティング」に当たらないとして、消費者団体の苦情を却下した。
もっと読む フェデラーの「ステマ」はOK?公正委が見解
おすすめの記事
湖畔は誰のもの? フェデラーの土地購入で論争再燃
このコンテンツが公開されたのは、
湖畔の生活より美しいものがこの世にあるだろうか?スイステニス界のスーパースター、ロジャー・フェデラー選手がチューリヒ湖畔に土地を購入し、夢の生活を手に入れようとしている。しかもそこから湖を見渡す眺望が誰かに邪魔されることはない。州や自治体が側面支援してくれるのだから。
もっと読む 湖畔は誰のもの? フェデラーの土地購入で論争再燃
おすすめの記事
無印良品がスイス上陸、ユニクロは来るのか?
このコンテンツが公開されたのは、
スイス・チューリヒ郊外に5日、無印良品のポップアップストアがオープンした。日本の小売大手の参入は以前から国内各紙で報じられ注目を集めたが、気になるのは、同じく日本ブランドで男子プロテニスのロジャー・フェデラーを広告塔に持つユニクロがスイスに来るかどうかだ。
もっと読む 無印良品がスイス上陸、ユニクロは来るのか?
おすすめの記事
スイス・バーゼルの競技場を「ロジャー・フェデラー・アリーナ」に?
このコンテンツが公開されたのは、
男子プロテニスのロジャー・フェデラー(37)の地元バーゼルで、プロテニス大会の会場にも使われる競技場「ザンクト・ヤコブスハーレ」を「ロジャー・フェデラー・アリーナ」に改称しようという案を地元議員らが立ち上げた。
もっと読む スイス・バーゼルの競技場を「ロジャー・フェデラー・アリーナ」に?
おすすめの記事
フェデラーの先祖はあの職業?スイス人に多い名字の秘密
このコンテンツが公開されたのは、
スイスが誇る名テニスプレーヤー、ロジャー・フェデラー。彼がボールを追いかけコートを駆け回るのは必然だったのかもしれない。なぜなら「フェデラー」という名字は元々「ハンター」にちなんでいるからー。だとしたら他の名字はどうだろう?スイスに多い名字のルーツを専門家が語った。
もっと読む フェデラーの先祖はあの職業?スイス人に多い名字の秘密
おすすめの記事
ユニクロはスイスの英雄フェデラーにプラス?マイナス? スイス進出は?
このコンテンツが公開されたのは、
スイス・バーゼル出身の世界的テニスプレーヤー、ロジャー・フェデラー選手のスポンサーに日本企業として初めてユニクロが加わった。地元スイスではユニクロの店舗がないためブランド知名度は低く、フェデラーのイメージアップにつながるかどうかは評価が分かれる。一部ではユニクロのスイス進出を期待する声も上がる。
もっと読む ユニクロはスイスの英雄フェデラーにプラス?マイナス? スイス進出は?
おすすめの記事
フェデラーが語る「僕にとっての家族」
このコンテンツが公開されたのは、
現在、男子テニスの世界ランク2位につけているロジャー・フェデラーが2日、ウィンブルドン選手権に出場する。36歳を迎えてもなお勝利にあくなき挑戦を続けるのは、家族の支えがあってこそだ。
もっと読む フェデラーが語る「僕にとっての家族」
おすすめの記事
フェデラー、最年長で世界ランク1位に返り咲き
このコンテンツが公開されたのは、
男子テニスのロジャー・フェデラー選手が16日、ABNアムロ世界テニストーナメント(オランダ・ロッテルダム)で準決勝進出を決めた。これにより、フェデラーは世界ランキング1位のラファエル・ナダル(スペイン)を抜き、最年長の36歳で再び世界王者に返り咲いた。
もっと読む フェデラー、最年長で世界ランク1位に返り咲き
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。