スイスの国会議員が議員辞職へ ストーカー行為、セクハラ問題で批判
キリスト教民主党(CVP/PDC)の副党首で国民議会議員のヤニク・ビュッテ氏(40)が元恋人の女性に対して付きまとい行為をしたとして警察に摘発された。同氏をめぐっては他の女性らに対するセクハラ問題も浮上。同氏は弁護士を通じ17日夜、 議員辞職すると発表した。
辞職の理由は「家族と党のため」としている。
10月に米ハリウッドのハーヴェイ・ワインスタイン監督のセクハラ事件をきっかけに世界中でセクハラ撲滅の動きが広がる中、スイスの国会議員が同様の行為で摘発されたのは今回が初めて。
ビュッテ氏は、スイス南部ヴァレー(ヴァリス)州選出の議員。スイスの国会は二院制で、国民議会は日本の衆議院に相当する。キリスト教民主党はカトリック系住民を支持基盤に持つ政党で、ドリス・ロイトハルト連邦大統領の所属政党でもある。党は先月30日、同氏の副党首職を停職処分とした。
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