スイス人は昨年、1人当たりの年間鉄道利用が平均74回、利用距離は欧州最長の平均2505キロメートルだったことが、最新の調査で分かった。
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スイスの公共交通情報サービス・リトラ外部リンク(LITRA)が26日、統計結果を発表した。それによると、スイス人の鉄道利用回数は欧州では2位で、ルクセンブルク(40回)のほぼ2倍だった。鉄道網があまり発達していないエストニア、クロアチア、ギリシャなどは頻度が少なく平均5回だった。
1人当たりの利用距離では、スイスは2位のオーストリア(1489キロ)、3位のスウェーデン(1415キロ)を大きく引き離した。
スイス人の2019年の鉄道利用は、2018年の年間平均71回を上回った。ただ2020年の統計は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)の影響が出そうだ。国内の公共交通機関は今年春のロックダウン(都市封鎖)により運行ダイヤを大幅に縮小、規制緩和後も乗客数の減少に悩まされた。
隣国イタリア、フランス、ドイツが第2波到来で部分的なロックダウンを講じたことを受け、スイス連邦鉄道は最近、これらの国への列車運行サービスを縮小すると発表した。
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