欧州連合(EU)統計局「ユーロスタット」が26日発表した最新の寿命推計によると、スイスの平均寿命は83.7歳で欧州最長となった。地域別では南部ティチーノ州が85歳とスイスの中でも最も長い。
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スイス内ではジュネーブ湖畔が84.2歳、中央スイスが84歳となり、欧州15位以内にランクインした。北部チューリヒが83.9歳、北西部(バーゼル地方とアールガウ)が83.6歳、東部(グラールス~ザンクトガレン)が83.4歳と続く。
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スイスで最も短いのは「エスパス・ミッテルラント」と呼ばれるベルンやフリブール、ソロトゥルン、ヌーシャテル、ジュラを含む一帯で、83.1歳だった。
欧州全体で見ると、寿命が最も長い地域はスペインのマドリッドで85.2歳。上位5地域のうち3地域をスペインが占めた。スイスやイタリアも健闘した。
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平均寿命が相対的に短い地域はEU東部に集中した。最も短いのはブルガリアのセヴェロザパデン地域(73.3歳)だった。ユーロスタットは「平均寿命が最も長い地域と短い地域は11.9年の差がある」と指摘した。
国別ではスイスの平均寿命は83.7歳で最も長い。スペインが83.5歳、イタリアが83.4歳、フランス、ルクセンブルグ、キプロスがいずれも82.7歳と続いた。EU平均は81歳だった。
世界保健機関(WHO)によると、スイス人の性別平均寿命は男性が81歳、女性が85歳。
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