人々でにぎわうスイスの首都ベルン
Keystone / Manuel Lopez
人事コンサル会社マーサーの2018年の「住みやすい都市ランキング外部リンク」で、スイスの3都市がトップ10入りした。チューリヒは昨年と同様、世界2位だった。
このコンテンツが公開されたのは、
オーストリアのウィーンが9年連続で1位。スイスのジュネーブが一つランクを落とし9位。バーゼルは前年同様10位だった。首都ベルンは14位。同ランキングのトップ10を欧州8都市が占めた。
日本は東京と神戸が50位、横浜が55位、大阪が59位。
ランキングは世界231都市を対象に、犯罪率、公共交通機関、ごみ処理サービス、気候、電力供給などの基準に基づいて住みやすさを算出した。海外駐在員の給与算出にも活用できるという。
スイスはこのようなランキングで常に上位に入る。地域社会に溶け込みにくい、スイス人の友達ができにくいなどと、暮らしにくさを感じる外国人が多い一方、政治の安定性、ヘルスケア、高い給料などが順位を押し上げているという。
マーサーによると、2018年のランキングは米国の都市の成績が芳しくなく、ニューヨーク(44位)以外はいずれも順位を落とした。ニューヨークは犯罪率の減少が順位向上につながった。
ランキングの下位は治安が不安定な中東とアフリカ諸国の都市が目立った。イラクのバグダッドが「治安と衛生サービスの大幅な改善がみられた」にもかかわらず最下位だった。
おすすめの記事
スイス、シェンゲン域外の訪問者のデータを収集へ
このコンテンツが公開されたのは、
シェンゲン協定域外の旅行者のデータは、スイスを含む加盟国の国境で今後、自動的に記録される。
もっと読む スイス、シェンゲン域外の訪問者のデータを収集へ
おすすめの記事
スイス議会、新聞配達費用の補助金を引き上げ
このコンテンツが公開されたのは、
スイス国民議会(下院)の委員会は4日、新聞の配達費用の補助金を引き上げる内容の郵便法改正案を提出した。
もっと読む スイス議会、新聞配達費用の補助金を引き上げ
おすすめの記事
賃金分析「罰則・対象拡大が必要」 スイス労働団体
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの労働組合など52団体が3日、政府に男女賃金差別を撤廃するための法制強化を求める公開書簡を発表した。
もっと読む 賃金分析「罰則・対象拡大が必要」 スイス労働団体
おすすめの記事
スイス中銀、807億フランの黒字 2024年決算
このコンテンツが公開されたのは、
スイス国立銀行(中央銀行、SNB)が3日発表した2024年度決算確報は、807億フラン(約13.5兆円)の黒字だった。速報時点の見込み通り、連邦政府・州に30億フランを配当する。
もっと読む スイス中銀、807億フランの黒字 2024年決算
おすすめの記事
スイス中銀総裁、ビットコインの準備金化に反対
このコンテンツが公開されたのは、
スイス国立銀行(中央銀行、SNB)のマルティン・シュレーゲル総裁はスイス紙のインタビューで、中銀の準備金にビットコインを追加する国民投票案に反対する考えを示した。暗号資産(仮想通貨)は資産として多くの問題を抱えていると指摘した。
もっと読む スイス中銀総裁、ビットコインの準備金化に反対
おすすめの記事
スイス、米国の死刑推進に「深い懸念」表明 人権理事会で
このコンテンツが公開されたのは、
スイス政府は3日の国連人権理事会(HRC、本部・ジュネーブ)で、ドナルド・トランプ米大統領が連邦・州レベルの死刑制度を強化する大統領令に署名したことを「深く懸念している」と表明した。
もっと読む スイス、米国の死刑推進に「深い懸念」表明 人権理事会で
おすすめの記事
スイス連邦工科大、鉄道橋の構造安全性を評価するAIツールを開発
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦工科大学チューリヒ校(ETHZ)は24日、鉄道橋の構造安定性を評価する人工知能(AI)ツールを開発したと発表した。
もっと読む スイス連邦工科大、鉄道橋の構造安全性を評価するAIツールを開発
おすすめの記事
スイス株式相場、初めて1万3000の大台に
このコンテンツが公開されたのは、
スイス株式市場で24日、代表指標のSMIが一時1万3000の大台を超え、史上最高値を記録した。前日のドイツ連邦議会選挙で保守派が勝利したことを受け、安心感が広がった。
もっと読む スイス株式相場、初めて1万3000の大台に
おすすめの記事
ゼンティス山の山岳ケーブルカー、改修工事へ
このコンテンツが公開されたのは、
東スイスの有名観光地ゼンティス山の山岳ケーブルカー「Säntisbahn」運営会社は24日、強風に対する安定性向上を目的にケーブルカー施設の全面改修工事に着手すると発表した。
もっと読む ゼンティス山の山岳ケーブルカー、改修工事へ
おすすめの記事
スイス、PFASの規制強化を検討
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦政府は「永遠の化学物質」の異名を持つ有機フッ素化合物(PFAS)の規制強化に着手した。飲み水の上限値は来年から引き下げられる。
もっと読む スイス、PFASの規制強化を検討
続きを読む
おすすめの記事
大学の質、スイスが国別で世界3位に
このコンテンツが公開されたのは、
今年度のQS世界大学ランキングで、スイスの大学システムが国別で世界3位に入った。連邦工科大学チューリヒ校(ETHZ)が全体の順位を押し上げた。
もっと読む 大学の質、スイスが国別で世界3位に
おすすめの記事
ジュネーブ、不法就労する外国人3500人に就労許可証を発行
このコンテンツが公開されたのは、
「パピルス・プロジェクト」は2015年に始まり、テスト期間を経て2017年2月20日に正式始動。手続き申請は昨年12月に終了した。 これまでにジュネーブに住む1846人(365世帯、うち親566人、子供610人、子供のい…
もっと読む ジュネーブ、不法就労する外国人3500人に就労許可証を発行
おすすめの記事
スイスアルプスで観光客が増加 トップはルツェルン
このコンテンツが公開されたのは、
2016~17年の冬のシーズン以降、スイスアルプス地方の観光地における宿泊者数は4シーズン連続で増加した。特に夏の観光地に人気が集中。145カ所の観光地を対象にした国際ランキングではルツェルンがトップに輝いた。
もっと読む スイスアルプスで観光客が増加 トップはルツェルン
おすすめの記事
国際競争力ランキング、カギは技術革新 スイスは4位に後退
このコンテンツが公開されたのは、
ダボス会議で知られる世界経済フォーラム(WEF、本部ジュネーブ)は17日、2018年の国際競争力ランキングを発表した。新しい指標の適用で、急速な技術革新に世界経済が対応しきれていないことが浮き彫りとなった。9年連続で1位だったスイスは4位に順位を落とした。日本は5位に上昇した。
もっと読む 国際競争力ランキング、カギは技術革新 スイスは4位に後退
おすすめの記事
スイスの給与事情 意外と高収入な職種
このコンテンツが公開されたのは、
スイス労働者の給与は他の国と同様、学歴や職業経験よって異なる。チューリヒ州経済労働局の年次報告書2017年版外部リンクでは、一般的な年齢と経験を基にした、あらゆる職種の最低給与を知ることができる。そこから主な職業をいく…
もっと読む スイスの給与事情 意外と高収入な職種
おすすめの記事
なぜスイスは緩和ケアの後進国なのか 専門家に聞く
このコンテンツが公開されたのは、
がんなどの病気による体と心の痛みを和らげる緩和ケアにおいて、スイスは後進国だ。病気の根治を目指す治療や救急医療、末期患者の自殺ほう助に関しては高い技術を持つが、緩和ケアに力を入れ出したのはつい最近だ。ベルン大学病院の緩和医療部門に教授職が新設され、今年2月にドイツ人医師シュテフェン・エイヒミュラー氏が就任。スイスインフォが同氏に、緩和ケアの今後について聞いた。
同様の教授職はフランス語圏のローザンヌ大学病院(CHUV)に続き2人目で、ドイツ語圏では唯一。スイスインフォはエイヒミュラー氏が責任者を務めるベルン大学病院緩和ケアセンターを訪れ、話を聞いた。
もっと読む なぜスイスは緩和ケアの後進国なのか 専門家に聞く
おすすめの記事
ネスレ、時価総額で欧州トップに
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの飲食料大手ネスレが欧州で最も時価総額の高い企業に輝いた。
もっと読む ネスレ、時価総額で欧州トップに
おすすめの記事
多国籍企業にとって魅力的な州はどこ?
このコンテンツが公開されたのは、
スイスで提案されている税制改革が実現すれば、全26州のうちどこが多国籍企業にとって魅力的かを示す地図が劇的に変わるかもしれない。スイスの大手銀行UBSの試算によると、施設の経費やハイテク施設といった要素が納税額を左右する。
もっと読む 多国籍企業にとって魅力的な州はどこ?
おすすめの記事
グーグル検索 スイス人の人気検索トップ10
このコンテンツが公開されたのは、
今年スイス人が一番知りたかったことは何だろう?グーグルの検索キーワードの統計では、トップ3はスイスのサッカー代表チーム関係者が独占した。
もっと読む グーグル検索 スイス人の人気検索トップ10
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。