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ウエリ・シュテック~生死の稜線上で~⑤

登山家ウエリ・シュテックは2007年、アイガー北壁の最速登頂記録でその名を世界にとどろかせた。しかし、それは始まりに過ぎなかった。

シュテックは、アイガー北壁を最速で登っただけでは満足しなかった。「気に入るようには登れなかった」という理由で、再びトレーニングを積み、1年後に再度挑戦。1回目の記録を大きく上回るタイムを叩き出した。

シュテックの兄弟で、シュテックの会社運営も担っていた不動産会社社長のブルーノ・シュテックは、経営者として見たウエリのすごい点について語った。

(敬称略)

「ウエリ・シュテック~生死の稜線上で~」

2020年5月21日にドイツ語圏のスイス公共放送で放送されたスイス人登山家ウエリ・シュテックのドキュメンタリー番組(約1時間35分)。

2017年春にエベレストで滑落し、40歳の若さで亡くなったシュテック。人間離れした登山スピードと卓越した登攀技術から「スイスマシーン」と呼ばれ、数々の新記録を打ち立てた。番組ではそんなシュテックの半生を本人や家族、友人のインタビューと共に振り返る。

スイスインフォでは同番組を5分ずつに分け、日本語字幕付きで水・土曜日の週2回配信する。

※日本語字幕付きで視聴される方は、画面の字幕設定をオンにしてご覧ください。

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このコンテンツが公開されたのは、 ウエリ・シュテックの友人でプロ登山家のダービット・ゲットラーは、自身の講演用にエベレストで撮影したシュテックとの映像を振り返る。シュテックの故郷エメンタールでは、孫と遊ぶ両親の姿があった。

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(本文&独語からの翻訳・大野瑠衣子)

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