スイス中部・東部のアルプス地方を中心に4日夜から5日にかけ、季節外れの雪が降った。標高の低い首都ベルンやザンクトガレンでも記録的な降雪を観測した。
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ベルンは5日朝、4センチメートルの積雪を観測。5月で最後に雪が積もったのは1945年で1センチ。
スイス気象台外部リンク(メテオスイス)によると、スイス東部のザンクトガレンでは、19センチの積雪を観測。同市で1957年5月7日に記録した12センチを超えた。
森林、特に落葉性の木々があるエリアでは雪で枝が落ちてくる可能性があるため、散歩を控えるよう住民に呼び掛けた。
天気予報によると、今週初めにも季節外れの寒波が到来する。スイス気象台は、6、7日に低地で霜が降りると予測している。
一方、ブドウとイチゴの収穫に悪天候の影響が出る可能性がある。 2年前にも季節外れの霜が発生し、ブドウ、サクランボ、アンズ、リンゴなどに大きな被害が出た。
ただ今回はすでに木々が開花済みのため、霜が発生してもそれほど大きな被害が出ないとみられる。
ソーシャルメディアでも
季節外れの雪とあって、スイス在住の日本人もソーシャルメディアに雪の写真をシェアした。スイス中部ルツェルン州エビコンで撮影された映像は、5月とは思えないほどだ。
春を彩るベルンのチューリップたちも、この週末は肌寒い夜となった。
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