全長494メートルの世界最長の歩行者用吊り橋が29日、スイスでオープンした。ドローンがその全貌を動画で撮影した。
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スチール製の吊り橋外部リンクは、グレッヘン(Grächen)とツェルマットを結ぶトレイルコース「オイローパヴェーク(Europaweg)」にある。マッターホルンなどスイス最高峰を眺める絶景ルートだ。
橋はスポンサーの名前を取って「チャールス・クオーネン吊り橋」と付けられた。これまで世界最長だったドイツの「タイタン-RT」(458メートル)を抜いた。 幅は65センチメートルとかなり狭い。
ツェルマット観光協会のプレスリリースでは、「崖の上のスリル」を保証している。 しかし、心臓の弱い方にはお勧めしない。 この吊り橋は、谷から高さ85メートルのところにあり「高所恐怖症ではないハイカーのためだけ」とある。
(英語からの翻訳&編集・上原亜紀子)
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数字で見るスイスの登山事情
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スイスといえば登山だが、一体どれくらいの人が登山を楽しんでいるのだろう。登山シーズンに突入した今、最新の調査結果をもとにスイスの登山事情をまとめた。
270万人
15~75歳のスイス居住者で、頻繁に登山を楽しむ人の数。同年齢層のスイス人口の44%にあたる。登山をメインスポーツとする人の割合は8%。
7%
15~74歳のスイス居住者で、頻繁に登山を楽しむ人の数は2008年以降に7%増加。08年では、同年齢層のスイス人口に占めるその割合は37%だった。
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世界一遅い特急列車「スイス氷河特急」でパノラマ車窓の旅をじっくり楽しむ
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雄大なスイス・アルプスの絶景をゆったりと満喫できる赤い列車「氷河特急」。「特急列車」という名前とは裏腹に、平均時速34kmという「鈍行」で、サンモリッツとツェルマット間の壮大な雪景色の中を8時間かけて走る。
1930年創業という歴史あるこの「氷河特急」は、スイスの代表的な山岳地帯を横断し、七つの谷、291の橋、91のトンネルを抜け、標高2046メートルのオーバーアルプ峠を通り抜ける。春は彩られた花の咲く薄緑の草原を駆け抜けるのだが、冬に雪の降る白銀の世界を赤い列車が走る姿は、一際目を引くものだという。
列車の中では、急勾配を走るということで、グラス中のワインが水平になるように作られたという氷河特急の名物「傾いたワイングラス」でワインをゆっくり楽しみながら、極上の気分でスイスが誇る景色を満喫できる。
大きな車窓で雪見路線を楽しむことができるともいわれるパノラマ車両の氷河特急ルートは、スイスの観光客を今までも魅了してきた。そんな中、新たなパノラマ車両が4月から運行するという。スイス・アルプスの南北を結びゴッタルドベーストンネルを通るゴッタルド鉄道では、最新のパノラマ列車「ゴッタルド・パノラマ・エクスプレス」が運行を開始し、フリューレン~ティチーノ州間の絶景を楽しむことができるようになる。
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巨大な氷の中へ
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美しきグレイシャーブルーの世界 アルプス氷河の深部を探検
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写真で巡るスイスの世界遺産
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現在ポーランドで開かれているユネスコ世界遺産委員会は9日、福岡県の「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」を世界文化遺産に登録すると決定した。これまでに登録されたユネスコ世界遺産は1052件。そのうちスイスにある世界遺産は12件で、9件が文化遺産、3件が自然遺産として登録されている。
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エメンタール地方のアルプス
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この時期、エメンタール地方のアルプスは絶景だ。ロバートさんの山小屋へ向かう途中、まるでその絶景に自分が吸い込まれたかのような、人間と自然が一体化した感覚になる。
(写真&文・ Dahai Shao 英語からの翻訳・宇田薫)
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アイガー北壁 伝説のスイスルート、再び
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難所として知られるアイガー北壁。中でも「メタノイア」ルートは、伝説の米登山家ジェフ・ロウさんが初登を果たしたのち、四半世紀にわたって第2登者が現れないままだった。
2016年が幕を閉じる直前、スイスとドイツの3人の著名プロ登山家が、アルプスの中でも特に険しく困難なことで知られる「ロウの傑作ルート」第2登という悲願をついに果たした。
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