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チューリヒ中央駅がさらに大きく便利に

スイス最大の鉄道駅、チューリヒ中央駅がさらに大きくなった。同駅の地下16メートルに建設されたレーヴェン通り駅が6月中旬にオープン。ジール川の下に作られたこの駅は、総工費20億フラン(約2300億円)のチューリヒ鉄道網拡大プロジェクトの中心を担う。(SRF 10 vor 10, swissinfo.ch)

チューリヒ中央駅の利用者は1日約40万人。その数は2025年までに50万人に達すると言われる。こうした増加に対応するため、チューリヒでは同駅を中心に近郊路線を拡大するプロジェクトが2011年に立ち上げられた。期間は約7年。新設される線路は9.6キロ。近郊鉄道網の拡大プロジェクトとしてはスイス最大だ。

プロジェクトは二つに分かれている。一つ目は西方面への拡張で、橋を2本新設し、中央駅とアルトシュテッテン駅を結ぶ。二つ目は東方面で、ヴァインベルク・トンネルを通って中央駅とエルリコン駅を結ぶ。

このプロジェクトでは非常に高度な技術が必要だ。例えば、レーヴェン通り駅は中央駅4~9番線の地下16メートルに建設されたが、工事中も電車の運行は通常通り行われたため、作業は容易ではなかった。

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