スイス人写真家、幸せな生き方を見つけたサバニ職人のもとへ
スイス人報道写真家のパトリック・ロールさんは、桜の花が開花する頃、初めて日本を訪れた。東京の喧騒を体験し、津波の被災地に未だ残る傷跡に驚き、高齢者介護や新幹線の車両清掃を手伝い、うどん作りや合気道、座禅にも挑戦した。
京都で難解な演劇、能の舞台裏を覗いたあと沖縄に飛んだロールさんは、米軍基地建設に反対する抗議活動の現場や長寿の里を訪ねた。そして旅の最後の地、石垣島へと渡る。都会の喧騒を逃れて東京から移り住み、現在、伝統的な木造船サバニを造る吉田友厚(ともひろ)さんと、いよいよ旅のフィナーレへ。
(独語からの翻訳・小山千早)
シリーズ「フォーカス・ジャパン」:スイス公共放送(SRF)外部リンクで2017年末、日本を特集したドキュメンタリー番組「Fokus Japan(フォーカス・ジャパン)外部リンク」が計3回にわたって放送された。スイスの元テレビ番組司会者で報道写真家のパトリック・ロールさんが日本全国を回り、食文化や伝統芸能、少子高齢化、沖縄の基地問題など「スイス人が見た日本のいま」を深く掘り下げた。スイスインフォでは全3話を28回(1回につき約5分)に分け、字幕付きで2018年1月7日から毎週オンライン配信している。詳しい番組紹介はこちらへ。
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