Keystone / Peter Schneider
スイスでは住宅ローン金利の低下と家賃上昇により、2025年初めには不動産を賃貸するより購入した方が安上がりになる――こんな見通しを銀行最大手UBSが発表した。
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UBSが10日発表したリポートによると、現時点では不動産の所有者の方が同等の不動産の借り主よりも大きな金銭的負担を抱えている。2024年1~3月期に4.5部屋(110㎡、日本でいう3LDK)を購入した場合のローン返済額は年間約3万2500フラン(約570万円)。同じ物件の家賃は年換算で3万500フランと、賃貸の方が7%お得な計算だ。
2023年夏時点では賃貸の方が16%も割安だった。UBSの試算によると、当時長期ローンを組んだ購入者は賃貸に比べ10年間で5万フランも「損」することになる。
住宅ローン金利の上昇に伴い、購入・賃貸の負担差はさらに縮まる。UBSはスイス国立銀行(中央銀行、SNB)が今後2回追加利下げするとの見通しを前提に、2025年初めに負担が逆転し、購入した方が3%お得になると算出した。
負担差は全国的に縮小している。ベルン州、ソロトゥルン州、アールガウ州、シャフハウゼン州、トゥールガウ州の多くの地域では5%を割り込んでいる。ヴォー州やフリブール州、ヴァレー(ヴァリス)州の一部では既に購入の方が賃貸より割安だ。一方、山岳地域では全体的に購入負担が大きい。
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英語からのGoogle翻訳:ムートゥ朋子
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