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フェデラー、無念

Keystone

北京オリンピックで8月14日、スイスのテニスプレイヤー、ロジャー・フェデラーはアメリカのジェイムス・ブレイクに6-4、7-6 ( 7-2 ) で敗れた。

これで、銅メダルを逃した2000年のシドニーオリンピック、チェコのベルディハに敗れた2004年のアテネオリンピックに次ぎ、3度目もオリンピックメダルへの夢は実らなかった。

スタートから不調

 試合は3時間以上雨で延期された。解説者はスタートから、フェデラーの不調をコメントし、試合は初めから終わりまでブレイクがリードする形で行われた。 

「オリンピックでの優勝か、全米オープン戦での勝利が今年の不調を救うだろう」
と、試合前に語っていたフェデラーだけに今回の敗北の痛手は大きい。

 開会式の8月8日はフェデラーの誕生日にあたり、
「しかもスイス団の旗手を務めることになって最高だ。オリンピックでは全力を尽くす」
 と述べ、体調を整える目的で選手村を避け、ホテルに宿泊して準備していた。

 また来週には、スペインの宿敵、ラファエル・ナダルに世界ランク1位の座も譲り渡すことになる。

 一方、アメリカのブレイクがフェデラーに勝ったのは今回が初めて。過去8回の対戦で1セットのみ勝った経験を持つ。

 スイスのテニス界でみると、今後フェデラーが、1992年のオリンピックで金メダルを獲得したマルク・ロセの後に続くには、2012年のロンドンオリンピックを待たなくてはならない。

swissinfo、外電 

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