2017年の「世界のレストラン・ベスト50外部リンク 」1位に輝いた米ニューヨークの「イレブン・マディソン・パーク」。このレストランの共同オーナーでシェフを務めるダニエル・フムさんはスイス出身。14歳で料理の道へ進み、現在は米国で暮らす。
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2018/01/23 06:00
同ランキングは、レストランの格付けでは「ミシュランガイド」と同じくらい注目度の高いもの。1位に選んだ理由として「アイコニックな空間の中で、類まれなるホスピタリティーとこの上なく優れた料理がパーフェクトな関係を築いている」と絶賛した。
フムさんは1976年、スイス・アールガウ州で生まれた。チューリヒの大型ホテルで職業訓練を受けた後、フランス語圏のヴォー州モントルー近郊にある三ツ星レストラン「ル・ポン・デ・ブロン(Le Pont de Brent)」で腕を磨いた。
フムさんは若干24歳にして初めてミシュランの星を獲得。当時、アッペンツェル・アウサーローデン準州のレストラン「ガストハウス・ツム・グプフ(Gasthaus zum Gupf)」のシェフを務めていた。2003年に米カリフォルニア州サンフランシスコに渡り、その料理で数々の賞を受賞。06年、イレブン・マディソン・パークのシェフになった。5年後、同レストランは3度目のミシュランを獲得。そして昨年、世界一の栄光を手にした。
(英語からの翻訳・宇田薫)
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スイス人女性よりスイス人男性の方が野菜や果物を食べる量が少なく、また、自宅で食事や料理に費やす時間が大幅に少ない。16日に発表された、連邦政府による全国規模の食生活調査結果で明らかになった。同調査は2014年1月から実施されており、今回の調査は2千人を対象に行われた。
調査結果によれば、最近の傾向として馬肉、子牛、牛肉の消費量は若干の低下を見せたものの、1週間あたりの平均食肉消費量は男性980グラム、女性570グラムで、男女全体を平均すると、政府が推奨する240グラムの約3倍にあたる780グラムだった。
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