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欧州の毎年数千人の死因は大気汚染

バーゼル大学の研究グループによると、スイス、オーストリア、フランスで、毎年全死亡者の約6%にあたる4万人以上が、排ガスによる大気汚染が原因で死亡している事が判明した。

バーゼル大学の研究グループによると、スイス、オーストリア、フランスで、毎年全死亡者の約6%にあたる4万人以上が、排ガスによる大気汚染が原因で死亡している事が判明した。

英医学誌「The Lancet」に掲載された、バーゼル大学公衆予防医学研究所ニノ・クンツィル博士のグループの研究報告によると、上記3ヶ国の死因の6%は、大気汚染によるものだ。また排ガスが原因で、毎年、慢性気管支炎の25、000件、喘息発作500、000件が発生している。さらに、これら3ヶ国の医療費はGNPの1.7%に相当する。

クンツィル博士は「交通による大気汚染は、欧州の公衆衛生の最大の課題だ。大気汚染による健康上のリスクは、個人レベルでは些細な事のように見えても、公衆衛生上重大な問題だ。欧州の公衆衛生は、排ガス処理に拠るところが大きい。」と述べた。

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