先月末に大規模な土砂崩れが発生し、8人の行方不明者が出たスイス南東部のグラウビュンデン州のボンド村周辺で31日夜、大雨が降り、新たな土砂崩れが発生。近隣の村の住民が避難を余儀なくされた。けが人は出ていない。
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被害が出たのは、ボンド村と谷続きで、さらに下流にあるスピノ村。岩や泥が住宅を襲った。住民数人が避難し、2人がヘリコプターで救助された。土砂崩れで停電が発生しているほか、周辺の道路が通行止めになっている。
この地域で土砂崩れが起きたのは、8月23日の大規模なものに続き三度目。25日にも同じ場所で発生している。
23日の土砂崩れはボンド村近くのチェンガロ山で発生。谷に流れ込んだ約400万立方メートルの土砂が下流のボンド村を襲った。行方不明になった8人の捜索活動は「生存の見込みが極めて薄い」として27日に打ち切られた。
(英語からの翻訳&編集・宇田薫)
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