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スイスで脚光を浴びるコミックの芸術性

約30年前から続くスイス・ルツェルンの国際コミックフェスティバル「フメット外部リンク」。世界中から観客が集まり、欧州で最も重要なコミックの祭典の一つに位置付けられている。

カラフルなポスター
今年のフメットのポスターは日本人ポップアートの巨匠、田名網敬一氏の作品で飾られた Keiichi Tanaami

約30年前から続くスイス・ルツェルンの国際コミックフェスティバル「フメット」。世界中から観客が集まり、欧州で最も重要なコミックの祭典の一つに位置付けられている。

今年は13日に最終日を迎える。最初は小さな地域イベントとして始まり、第28回の今回も芸術としての独立を保つ。世界的に高名なコミック画家だけでなく、各国の若い才能が出展する。

9日間にわたり、ルツェルン中の芸術・文化施設に展示された作品たちは、コミックと伝統的な芸術の間の壁を溶かした。ワークショップや青少年向けプログラム、画家らによる講演は祭典の中核となり、全世代にとって魅力的なイベントとなった。

フメットが創設された1990年代初め、それまで子供向けとみなされていたコミックに転機が訪れていた。この記事では、世界中のコミック画家の作品からいくつか、今年の祭典に出品されたものを紹介する。

(独語からの翻訳・ムートゥ朋子)

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