欧州国別対抗の音楽コンテスト「ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト外部リンク」は18日、決勝が行われ、オランダ代表のダンカン・ローレンスが最多得票で優勝した。スイス人アーティストのルカ・ヘンニは4位だった。
このコンテンツが公開されたのは、
オランダ代表のダンカン・ローレンスは審査員・視聴者投票で492票を獲得。2位はイタリア代表のマームード(465票)、3位はロシア代表のセルゲイ・ラザレフ(369票)だった。スイス代表のルカ・ヘンニ外部リンクは360票だった。
シンガーソングライターでモデルのルカ・ヘンニは、16日にイスラエルのテルアビブで開かれた2度目の準決勝を投票により勝ち抜いた。イスラエルはポルトガルのリスボンで開催された昨年の大会の優勝国だ。
ヘンニは、2012年にドイツのタレント発掘テレビ番組で優勝し、一躍有名になった。ユーロヴィジョンでは自ら作曲した「She got me」を披露している。
ユーロヴィジョンでスイスが決勝に進出したのは2014年以来5年ぶり。
確率は6%
視聴者がユーロヴィジョンの優勝者を予想するサイトでは、ヘンニが優勝する確率を6%とはじき出した。数字は低いが、オランダ、オーストリア、スウェーデン代表に次ぐ4位で、結果は予想通りとなった。今年の参加は41カ国。
れんが職人からミュージシャンに
ヘンニは1994年生、ベルン出身。幼い頃からドラム、ギター、ピアノを習っていた。学校を卒業した後、彼はれんが職人の職業訓練を始めたが、音楽キャリアに集中するために2年後に見習いを中断。ヘンニの曲は計430点の応募作品の中から選ばれ、各国の専門家で構成される審査員の前で披露された。
※VTRは準決勝の開催前にドイツ語圏のスイス公共放送(SRF)で放送された番組を編集したものです。
続きを読む
おすすめの記事
テノール歌手がサン・モリッツ新村長に 新風吹き込む
このコンテンツが公開されたのは、
スイス東南部のサン・モリッツで、気鋭のクリスティアン・ヨット・イェニー氏が新しく村長に選ばれた。「村の錆びついた構造を一蹴する」という公約を掲げて村長になったイェニー氏は、就任最初の大きな賭けに臨む。
もっと読む テノール歌手がサン・モリッツ新村長に 新風吹き込む
おすすめの記事
スイス人ラッパーGREIS、バイリンガル賞を受賞
このコンテンツが公開されたのは、
二言語・多文化の相互理解と共生に貢献した人物に贈られる「バイリンガル賞」の授与式が1日、ビール市で行われ、スイス人ラッパーのGREISが受賞した。GREISはスイスのフランス語圏に生まれ、数年前からドイツ語圏で活動。音楽活動では敢えてスイスドイツ語を前面に押し出している。
もっと読む スイス人ラッパーGREIS、バイリンガル賞を受賞
おすすめの記事
スイスのインディーズバンドYOKKO 音楽シーン席巻
このコンテンツが公開されたのは、
「Guete Abe Züri!(こんばんは、チューリヒ!)」。8日夜、チューリヒ市内のクラブで開かれたYOKKOのライブ。ボーカルのアディ(27歳)の一声で1曲目の演奏が始まると、詰め掛けた約400人のファンからひとき…
もっと読む スイスのインディーズバンドYOKKO 音楽シーン席巻
おすすめの記事
最高のチーズに仕上げたのはまさかのあの音楽??
このコンテンツが公開されたのは、
実験に使用したのは世界チーズ選手権の優勝者アントニー・ウィスさんのエメンタールチーズ「Muttenglück」8個。モーツァルトやヒップホップ、テクノなどそれぞれ異なる音楽を24時間聞かせ、別々の場所で8カ月間保管した。…
もっと読む 最高のチーズに仕上げたのはまさかのあの音楽??
おすすめの記事
バーゼル作曲コンテストで今堀拓也氏が第3位受賞
このコンテンツが公開されたのは、
世界の作曲家が新曲を競う第2回バーゼル作曲コンテスト(BCC)で、現在日本を拠点に活動する今堀拓也氏の三管オーケストラ作品「綺麗に咲く千の花とともにCon mille fiori che sbocciano così belli」が第3位を受賞した。
もっと読む バーゼル作曲コンテストで今堀拓也氏が第3位受賞
おすすめの記事
アルプスのヨーデルを高等教育で 新たな試みに賛否両論
このコンテンツが公開されたのは、
スイスアルプスの歌唱法ヨーデルは、牧童が家畜を呼び寄せるためや、違う山で働く仲間と連絡を取るための手段として生まれ、今日まで進化してきた。スイスでは、ヨーデルクラブに入会するまでに、家庭で歌い方を習っているのが一般的だ。今年、ルツェルンの大学はその一歩先を行き、学位を取得できるヨーデル専攻コースを新設した。
もっと読む アルプスのヨーデルを高等教育で 新たな試みに賛否両論
おすすめの記事
「耳が不自由でも音楽にハマってます」 聴覚障害者の場合
このコンテンツが公開されたのは、
ファビアンさん(33歳)は生まれつき耳が聞こえないが、テクノが大好きだ。音は聞こえなくてもリズムを身体で感じ、健常者と同じように音楽を楽しむ。健常者との類似点はそれだけではない。手話の世界にも方言があり、スイスの地域ごとに手話言語が異なると話す。
もっと読む 「耳が不自由でも音楽にハマってます」 聴覚障害者の場合
おすすめの記事
大石裕香さん、ベジャール・バレエ団で「空Ku」を振付 作品を創る側の目線とは?
このコンテンツが公開されたのは、
心に響く日本調の音。スイス・ローザンヌにあるベジャール・バレエ団のスタジオで、新作「空Ku」のリハーサルが行われていた。子供の頃から音として口ずさんでいた般若心経の「空」という、目には見えない世界を創作し、スピリチュアルな作品を手がけたフリーランスの振付家、大石裕香さん(34)に創作の原点や作品論を聞いた。
もっと読む 大石裕香さん、ベジャール・バレエ団で「空Ku」を振付 作品を創る側の目線とは?
おすすめの記事
音楽
このコンテンツが公開されたのは、
ヨーデルとスイスは切っても切れない関係だが、ヨーデルのボーカル技術は必ずしもスイス独自のものではない。そもそもヨーデルは、アルプスの放牧地で、遠く離れた場所にいる羊飼い同士がお互いを呼び合うコミュニケーション手段として発…
もっと読む 音楽
おすすめの記事
アルプスの心歌う日本のプロヨーデル歌手 北川桜さん
このコンテンツが公開されたのは、
アルプスで生まれた音楽ヨーデルを日本で広める歌い手がいる。声楽家で、日本では唯一のプロのヨーデル歌手、北川桜さんだ。本場で技術を磨き、日本中を回ってコンサートを行うほか、スイスのヨーデルフェストやドイツのオクトーバーフェストにも出場するなど活躍している。
もっと読む アルプスの心歌う日本のプロヨーデル歌手 北川桜さん
おすすめの記事
スイス人と日本人デュオ 映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」にサントラ提供
このコンテンツが公開されたのは、
チューリヒを拠点に活動するスイス人と日本人のエレクトロ・ポップ・デュオ「ティム&プーマミミ」の楽曲が、現在公開中のハリウッド映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」の劇判に使用されている。
「ゴースト・イン・ザ・シェル」は、1989年に発表された士郎正宗の近未来SF漫画「攻殻機動隊」を原作としたハリウッド映画。90年代に人気を呼んだ原作漫画にはカルトなファンも世界的に多い。実写映画化にあたり、同作品に登場する草薙素子役をスカーレット・ヨハンソン、荒巻部長役を北野武が演じることでも話題となった。
この作品の劇伴として使用されているのが、スイス人と日本人のエレクトロ・ポップ・デュオ「ティム&プーマミミ」の「Acchi Kocchi」と「Ohayo Baby」の2曲だ。
もっと読む スイス人と日本人デュオ 映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」にサントラ提供
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。