アロイーズの世界
アロイーズ・コルバス(1886年~1964年)は32歳の時、統合失調症で精神病院に入院する。そこで文を書いたり、絵を描いたりすることを始めた。あふれ出す独自の世界観とたぐいまれな才能で、アロイーズはアール・ブリュット(Art Brut)を代表する芸術家となった。
彼女は、絵の2次元世界にとどまらない立体的なものや、サイズもさまざまに100点近い作品を創作した。普通の大きさのデッサンや油絵のみならず、スケッチブックや数メートルのトイレットペーパーにも絵を描いた。色も、鉛筆や色鉛筆、クレヨンを用いて、使える空間はすべて使った。例えば紙やキャンバスの裏にも絵を描いている。
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