ベルンのミュンスター ベールの下で修復工事
世界遺産の町ベルンのシンボル、ベルンのミュンスター。数十年前から続く修復工事が2014年にようやく終了する。修復作業終了後の25年間は、工事幕なしの完全な姿が見られる予定だ。
ベルン旧市街に堂々とそびえるベルンのミュンスターは、1421年に定石式が行われた。1889年から1893年にようやく尖塔(せんとう)が取り付けられて建設工事は終了。今では年間7万人が訪れる観光名所で、鐘楼からはベルンの町が一望できる。
修復工事が行われているのは、地上100メートルの高所。透かし細工の砂岩ブロックを通して風がビュービューと吹きすさび、雨や湿気が尖塔内部を侵食する。現在は建物の安定性を強化し、砂岩ブロックを修復する作業が進められている。建物の3%は新しいものに取り換えねばならない
(写真:トマス・ヴュートリヒ)
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。