第74回ロカルノ国際映画祭が開幕へ
第74回ロカルノ国際映画祭が4日、新型コロナウイルスの流行により1年遅れて開幕する。感染対策を徹底し、パンデミック(世界的流行)以来スイスで初めて観客を入れて開催される映画祭となる。
イタリア出身で、子供時代をアフリカで過ごした映像制作者。今はスイスを故郷と感じる。イタリア国立映画学校で映画監督を学び、ベルリンとウィーンでドキュメンタリー編集者および監督・プロデューサーとして活躍。マルチメディアを用いた魅力的な物語を制作している。
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入国制限の関係で、2019年の前回に比べると参加者は3割少ない見込みだ。ピアッツァ・グランデに設置される恒例の野外スクリーンも復活するが、観賞できるのはワクチンを接種済みの観客に限られる。席数も最大定員の3分の2におさえられ、映画祭の関係者パス所持者ですら観賞には予約が必要だ。
今回はリリ・アンスタン氏の後継者、ジオナ・ナザロ新芸術監督の初舞台となる。プログラムにはアクション映画を専門とするナザロ氏が采配を振るった跡が色濃く表れている。「ターミネーター」(1984年)、「ロボコップ」(1987年)、「スターシップ・トゥルーパーズ」(1997年)といったクラシック作品からオープニングを飾る最新のイタリア映画「ベケット」(フェルディナンド・シト・フィロマリーノ監督、2021年)といった顔ぶれだ。
この他にも、アルベルト・ラットゥアーダ(聞いたことがない?心配ご無用、忘れられた巨匠だが、彼無しではフェデリコ・フェリーニをはじめとする多くの作品が知られずにいただろう)の回顧展、香港から南米まで世界各地の作品、そして何と言っても有名なゲストたちも見逃がせない。ジョン・ランディス(『ブルース・ブラザーズ』『トワイライト・ゾーン』)、アベル・フェラーラ、レティシア・カスタの肉声を、swissinfo.chが映画祭の現場からレポートする。
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(英語からの翻訳・ムートゥ朋子)
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