前
次
ジャズ・トランペット奏者のディジー・ガレスピー(1917~1993)、1975年
(Giuseppe Pino)
Giuseppe Pino
ジャズ・ピアニストのキース・ジャレット、1985年
(Philippe Dutoit)
Philippe Dutoit
歌手のエタ・ジェイムス(1938~2012)、1972年
(Jean-Pierre Leloir/GM Press)
Etta James, 1972. © 2016 Jean-Pierre Leloir – GM Press
パンク・ロックが演奏された夜、1982年
(Darryl Pitt)
Darryl Pitt
歌手のディー・ディー・ブリッジウォーター、1974年
(Giuseppe Pino)
Giuseppe Pino
音楽プロデューサー、作曲家、編曲者、バンドリーダーなど数々の肩書きを持つクインシー・ジョーンズ、1995年
(Claude Nobs Archives)
Claude Nobs Archives
シンガーソングライター、詩人、作家のレナード・コーエン、1976年
(Giuseppe Pino)
Giuseppe Pino
音楽家、歌手、俳優のデヴィッド・ボウイ(1947~2016)、1990年
(Claude Nobs Archives)
Claude Nobs Archives
テナーサックス奏者のチャールス・ロイド、1967年
(Jean-Pierre Leloir/GM Press)
Jean-Pierre Leloir
ソウル・ミュージック歌手のアレサ・フランクリン、1971年
(Giuseppe Pino)
Giuseppe Pino
ブルース歌手のジョン・リー・フッカー(1917~2001)、1990年
(Gérald Bosshard)
Gérald Bosshard
ブルース・ミュージシャンのB・B・キング(1925~2015)、1991年
Gérald Bosshard
音楽家ワイクリフ・ジョンとボビー・ウーマック(1944~2014)、2013年
(Mehdi Benkler)
Mehdi Benkler
モントルー・ジャズ・フェスティバルの主催者、クロード・ノブス(1936~2013)、1987年
(Edouard Curchod)
Edouard Curchod
今やジャズ・フェスティバル抜きでレマン湖畔の町モントルーを語ることはできない。それもそのはずだ。世界的に名の知れたスイスのモントルー・ジャズ・フェスティバルは今年で50周年を迎える。それを記念して6月に出版された写真集外部リンク 「50 SUMMERS OF MUSIC(50の音楽の夏)」ではこれまでの歴史がつづられている。
このコンテンツが公開されたのは、
2016/07/01 16:23
半世紀にわたり開催されてきたコンサートが残した写真、映像、録音テープの量は膨大だ。出版された本の数も計り知れない。これらの資料をもとに同写真集では、音楽ジャーナリストのアルナウド・ロベルトさんによって、約60人のスター達が経験したフェスティバルの様子が写し出されている。同写真集に収められた175枚の写真の多くが未公開のものだ。
今では世界的に名の知れたモントルーのジャズ・フェスティバルは1967年の夏、当時は料理人で観光プロモーターだったジャズ愛好家、クロード・ノブスの手によって生まれた。
大勢の若い来場者を集める一般向けの音楽フェスティバルは他にも山ほどあるが、音楽史のなかでモントルーの右に出るイベントはない。開催費用も2800万フラン(約29億5千万円)と今では莫大だ。
モントルーでは絶対に見逃せない歴史的な瞬間に立ち会うことができる。例えばプリンスとサードアイガールがステージに上がった3年前の夏がそうだ。その時は誰もが踊らずにはいられないほど会場が沸いた。マイルス・デイビス、アレサ・フランクリン、B・B・キング、ニーナ・シモンスターを始めとする大スター達にとってもモントルーは創造的で無類のステージだった。
今年のモントルーも期待を裏切らない。出演者にはヴァン・モリソン、二―ル・ヤング、パティ・スミス、PJハーヴェイ、ZZトップ、ディープ・パープルなどが名を連ねる。ちなみにディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」は、71年、モントルーで行われたフランク・ザッパのコンサート中に会場のカジノで火災が発生したときの様子を曲にしたものだ。
(文・swissinfo.ch 翻訳・説田英香)
続きを読む
次
前
おすすめの記事
ジャズが音楽以上の意味を持つ場所
このコンテンツが公開されたのは、
2018/01/22
チューリヒ国立博物館で、モントルー・ジャズ・フェスティバルの開催50周年を記念した展覧会が始まった。「モントルー―1967年以降のジャズ」と題し、祭典の創始者、クロード・ノブズ氏(1936~2013年)に焦点を当てた。
もっと読む ジャズが音楽以上の意味を持つ場所
おすすめの記事
プリンスさん死去 スイスからも追悼の声
このコンテンツが公開されたのは、
2016/04/22
「彼のためならどんなことでもできた」。スイスの各紙は今朝、プリンスさんの死を悼むモントルー・ジャズ・フェスティバル外部リンクのディレクター、マシュー・ジャトンさんのコメントを報じた。作曲家、音楽プロデューサー、ダンサー…
もっと読む プリンスさん死去 スイスからも追悼の声
おすすめの記事
写真家が見つめてきたモントルーの移り変わり
このコンテンツが公開されたのは、
2015/07/03
30年以上にわたりモントルー・ジャズフェスティバルを撮り続けてきた2人のスイス人写真家がいる。これまでに、世界中からやってくる偉大なミュージシャンたちの姿を何千枚もの写真に収めてきた。だが、時代とテクノロジーの変化とともに、彼らの仕事のあり方も劇的に変化していった。
もっと読む 写真家が見つめてきたモントルーの移り変わり
おすすめの記事
夏の音色を奏でるモントルー・ジャズフェスティバル
このコンテンツが公開されたのは、
2014/07/15
オープニングを飾ったのは、エイミー・マクドナルド、アヨ、アグネス・オベルの3人の女性歌手。米国のヒップホップ・デュオ「アウトキャスト」や英国の人気バンド「マッシヴ・アッタク」など、有名なアーティストたちがモントルーに集う…
もっと読む 夏の音色を奏でるモントルー・ジャズフェスティバル
おすすめの記事
布袋寅泰、モントルーの観客を熱狂の渦に
このコンテンツが公開されたのは、
2014/07/12
現在開催中のモントルー・ジャズ・フェスティバルで11日、日本人アーティストが多数出演する「Japan Day」が開催され、ギタリストの布袋寅泰が約1時間半に及ぶ演奏を披露した。その圧倒的なギターさばきと、体を揺らすロックのリズムにスイスの観客は歓喜の声を上げ、肌寒い夜のモントルーが熱気に包まれた。
もっと読む 布袋寅泰、モントルーの観客を熱狂の渦に
おすすめの記事
世界を目指す新星ロックバンド「SILVER DUST」
このコンテンツが公開されたのは、
2013/07/04
週の半分はポラントリュイでギター教師として多忙な毎日を送っているキキだが、ハードロックギタリストとしても、これまで多彩な活動をしてきた。パガニーニ(Paganini)など数々のバンドにギタリストとして参加する他、自分の…
もっと読む 世界を目指す新星ロックバンド「SILVER DUST」
おすすめの記事
スポットライトの背後で
このコンテンツが公開されたのは、
2013/07/03
1941年パリ生まれのル・ケレックさんは、1976年から写真家集団マグナム・フォト(Magnum Photos)で仕事をしている。ジャズ関係の写真が多く、モントルー・ジャズフェスティバルでも70年代前半から常連だ。全写真…
もっと読む スポットライトの背後で
おすすめの記事
モントルー・ジャズフェスティバル、多様性と即興性が成功の鍵
このコンテンツが公開されたのは、
2013/07/03
故クロード・ノブスさんがマシュー・ジャトンさんを助っ人として雇ったのは、彼がまだ18歳のときだった。そして1999年にローザンヌホテル学校を修了後、ジャトンさんはマーケティングとスポンサリングを任され、2011年には事…
もっと読む モントルー・ジャズフェスティバル、多様性と即興性が成功の鍵
おすすめの記事
モントルー・ジャスフェスティバルの創始者、死去
このコンテンツが公開されたのは、
2013/01/11
モントルー・ジャズフェスティバルの創始者、クロード・ノブスさんが1月10日、死去した。76歳だった。ノブスさんは昨年の12月24日、ヴォー州コー(Caux)でクロスカントリーのツアー中に転倒し、ローザンヌ大学病院に入院していた。
もっと読む モントルー・ジャスフェスティバルの創始者、死去
おすすめの記事
モントルーの音楽遺産を掘り起こす
このコンテンツが公開されたのは、
2012/07/03
そして、「音響の傘(Sonic umbrellas)」、繭のような映画鑑賞用ハイテクブース、スピーカーが一面に埋め込まれコンクリートよりも優れた防音性を持つ壁と、他に類を見ない視聴覚アーカイブの活用化を目指す「モントルー…
もっと読む モントルーの音楽遺産を掘り起こす
おすすめの記事
ジャズのすべて
このコンテンツが公開されたのは、
2012/07/03
今年のモントルー・ジャズフェスティバルで開催されている写真展「Jazz from J to ZZ」では、1964年から2004年にかけて撮影された著名なジャズミュージシャンらの白黒写真60点が展示されている。写真にはジャ…
もっと読む ジャズのすべて
おすすめの記事
モントルー・ジャズ・フェスティバル、デジタル化で永久保存
このコンテンツが公開されたのは、
2011/01/02
エラ・フィッツジェラルド、アレサ・フランクリン、B.B.キング、プリンスといったアーティストの記録が、連邦工科大学ローザンヌ校 ( ETHL/EPFL ) と民間スポンサーによる「モントルー・サウンズ・デジタル・プロジェ…
もっと読む モントルー・ジャズ・フェスティバル、デジタル化で永久保存
おすすめの記事
正確な音をたたき出して
このコンテンツが公開されたのは、
2010/12/17
ニキ・ド・サンファル、キース・へリング、アンディ・ウォーホル、フィル・コリンズが手がけた歴代ポスター。フェスティバルの舞台や人生の一場面が思い起こされる ( 写真: Montreux Jazz Festival )
もっと読む 正確な音をたたき出して
おすすめの記事
モントルー・ジャズフェスティバルを始めて42年
このコンテンツが公開されたのは、
2008/05/05
このフェスティバルの創始者、クロード・ノブス氏に話を聞いた。 モントルーの町おこしに、好きだったジャズのフェスティバルを考えついたノブス氏。42年前、こうしてスタートした「モントルー・ジャズフェスティバル」は、今やジャ…
もっと読む モントルー・ジャズフェスティバルを始めて42年
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。