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自動運転バスの走行テスト 成果は上々

世界で最初にスタートしたスイスの自律走行バスの試験運転期間が今月末、終了する。モビリティー専門家は、スイスのアプローチは他の国々で行われている同様の自律走行プロジェクトよりも優れていると話す。

2016年にヴァレー(ヴァリス)州の州都シオンでスタートした同プロジェクトでは、まず市内中心部で5万4千人以上の利用者を輸送した。

次にテスト走行が行われたのは、市内中心部から約6キロメートル離れたユヴリエ村だった。オンデマンド方式を採用し、20カ所の送迎ポイントからなるネットワークを構築。コールセンターまたは鉄道駅のタッチディスプレイで発着を予約できるようにした。

この5年間で、スイスの他の都市や交通機関が、固定路線での無人運転車両のテスト走行を行うケースが増えてきた。これらの実験の結果は、概ね良好だった。

同プロジェクトは、シオン市とヴァレー州当局、スイス郵便傘下のポストバス、連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)の卒業生が2014年に設立したスイスのスタートアップ企業BestMileの協働により実現した。

(英語からの翻訳・大野瑠衣子)

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