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「体調不振」が増加

運動不足は健康の敵。ウォーキングはスイスでも大人気

政治やコミュニケーション、社会に関するアンケート調査を行っている「gfs.ベルン」は、1997年から「健康モニター」を実施している。1220人の有権者を対象に行われた2008年の調査結果が7月2日に発表された。

それによると、自分で十分な病気予防を行っていると評価したスイス人は73%に上る。だが、個人でもっと予防に力を入れるべきと判断した人も3分の2に及んだ。それとともに保健機関や健康保険会社、医師、さらには連邦や州に対しても、国民の健康のためによりいっそうの尽力が望まれている。

健康促進と体調不振

 このような要望が生まれる理由の1つには、ここ数年、スイス人の中で自分の健康状態をあまりよくないと考える傾向が目立っていることが挙げられる。今年の調査で体調の不振を訴えた人は全体の13%。2000年ごろは1%前後に過ぎなかった。この傾向が特に顕著なのが低収入層だ。だが、費用の関係で医師のもとへ行く回数は減っている。この調査が行われる前の12カ月間で医院や病院へ行った人は全体の31%、モニター開始当時は40%だった。

 現行の健康保険法 ( KVG/LAMal ) が導入されたのは今から12年前。スイスの保健衛生機関は全体的に良い評価を受けており、アンケート回答者の3分の2が満足を示している。また、現行の健康保険制度に対しても同じく3分の2が満足しているという過去最高の結果となった。

 医療費はスイスでも年々増加しているが、今回は調査開始後初めて、費用を抑えるためにある程度の制限を受け入れてもいいという人が過半数に達した。多くの人が譲歩してもいいと考えているのは治療方法や病院の選択に対する制限だ。だが、医師や新しい治療薬を自分で選べなくなるのは困るという人は依然として多い。

swissinfo、外電

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