新隊員の20%は除隊
スイス軍関係者は2001年の新隊員の20%は訓練を終了しないで除隊になると予測していることが、日曜紙「ゾンターグツァイトゥン」の取材で明らかになった。
国民軍制度を持つスイスには、プロの職業軍は総ンしない。そのため、20才から42才の予備役兵(男性国民)と教官で構成されている。男性国民は20才で入隊し15週間の基礎訓練を受け、その後は平均2年毎に2週間から3週間の兵役につく義務がある。
昨年度の新隊員教育費は1000万スイスフランで、言い方を代えれば90、000日の損失と言われる。新隊員の5人に1人は除隊となり、その半数以上は飲酒、麻薬、神経衰弱、不眠症が除隊の理由だった。今年はさらに多い4人に1人が、基礎訓練を終了しないで除隊になるだろうと予測される。
この問題を解決するため軍は新・新隊員構想を導入する計画だ。2004年に導入予定の新・新隊員構想では、新隊員はローザンヌ、メルスなど6カ所のテスト・センターで心理テストなどを受ける。
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