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国立銀行ゲーム「Mopos」

スイス国立銀行の仕事って、何なのだろう?スイス国立銀行(日本でいえば日銀)の経済アドバイザーが、国立銀行の果たす役割と金融政策をバーチャル経済で体験できるコンピューターゲーム、Moposを開発した。

国立銀行の経済アドバイザー、イヴァン・レングウィルダーさんは、友人や知人に国立銀行の仕事を説明するためのツールを創ろうと考えた。そこで出来上がったのが、このMoposだ。ゲームのゴールは、経済の安定を保つことだ。設定はユーザー次第。「プレイヤーは、金利を操り大変動が起きないようにする。経済はいつも予測不可能な様々な衝撃に襲われる。その度、プレイヤーは最良と思われる方法で対処しなければならない。」とレングウィルダーさんは解説する。終りのないゲームには無数の落とし穴があり、ハイパー・インフレで終ってもデフレのどん底で終ってもよい。「プレイは慎重さを要するが、慎重になりすぎても危険だ。慎重な態度と勇敢な行動の正しいバランスを見い出すことが、大切だ。」とレングウィルダーさんは新人「国立銀行職員」に警告する。また、金融政策をオートパイロットに委ねると、ビルトイン・エキスパートが経済情勢に応bト金利を設定してくれる。レングウィルダーさんは「オートパイロットを用いて、プレイヤーは自ら何も決定しないで重要なマクロ経済変動の展開を観察することができる。」と言う。

スイス国立銀行は、Moposは単なるゲームで特定の国の経済をモデルにしたものではないと強調する。「スイス国立銀行は、金融政策決定やインフレ予測においてこのモデルはけっして使用しない。」と使用説明書で明記している。

Moposはスタンダード、アドバンスの2種類のモードがある。ソフトウェアはスイス国立銀行のインターネットサイトから無料でダウンロードできる。

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