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スイス連邦鉄道はチューリヒとローザンヌの駅や車内で今月20日から、試験的に警備にボディカメラを導入。警察官が肩に小型カメラを装着して警備にあたっている。連邦当局も承認しており、30週間実施される。(SRF/swissinfo.ch)
ボディカメラの導入には、警察官の安全性を高める他に、必要に応じて映像を法的証拠として使用する目的がある。
警察官はカメラを装着しているかどうかを周囲に分かるようにし、実際に撮影する場合はその旨を相手に伝えなければならない。
駅や車内の警備におけるカメラの導入は、チューリヒの市警察が行っている試験的プロジェクトの一環。同市内ではすでに2月に8台のボディカメラが警備の現場に導入された。スイスでのボディカメラの試験的導入はチューリヒ市が初めてではないが、データー保護の法的根拠に沿って今回新しく導入された。
(英語からの翻訳・説田英香)
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現在、スイス連邦鉄道の鉄道警察がモニターする監視カメラの数は、駅で約1600台、近距離列車では約1万2千台に上る。こういった監視カメラは今後も増設される予定だ。
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スイスで起きた襲撃事件、場当たり的な襲撃を防ぐことは「不可能」
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スイスで今月13日、列車内で男が発火性の液体をまき、刃物で乗客を襲う事件が起こった。公共交通機関の警備会社の代表は、こうした場当たり的な襲撃を防ぐことはできないと話す。
「過去に警察の目にも留まらなかった人物が、突発的に犯罪行為を起こしても、その瞬間にその場に警察や警備員が居合わせていることは不可能だ」と鉄道の警備に当たるセキュリトランス(Securitrans)株式会社の最高経営責任者(CEO)マルティン・グラーフ氏は15日、日刊紙ターゲス・アンツァイガーのインタビューで話した。
土曜の昼下がり、スイス人男性(27)が走行中の列車内で発火性の液体をまき、刃物で乗客を襲った。女性1人が死亡、5人が重軽傷を負った。容疑者は現場で焼死した。事件が起きたとき列車はスイス東部ザンクト・ガレン州にあるザレーツ(Salez)駅付近を走行中だった。グラーフ氏によれば、事件が起こるまでは全く安全な地域だったという。
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