アラン・ベルセ内務大臣が来年のスイス連邦大統領に選出された。連邦大統領を務めるのは2度目だ
©keystone/peter Schneider
スイス連邦議会は7日、大統領選挙を行い、アラン・ベルセ副大統領兼内務相を新大統領に選出した。新副大統領にはヴィオラ・アムヘルト国防相が選ばれた。
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ベルセ氏は当初から選出が確実視されており、有効投票181票のうち140票を獲得した。任期は2023年1月1日から1年間。大統領就任は2018年に続き2度目。
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スイスは7人で構成する内閣の閣僚が毎年、交代で連邦大統領を務める「輪番制」を取る。連邦大統領は大臣職も兼任する。
例えば今年の連邦大統領イグナツィオ・カシス氏は外相を兼任している。この制度は、1人の閣僚に権力が過度に集中するのを避けるのが狙いだ。
大統領は、閣議の議長を務めるほか、建国記念日(8月1日)などの要所で演説する。国際的な外交機能も担い、スイスを公式訪問した外国の首相や高官を出迎える。
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ベルセ氏の選出が確実視されていたとはいえ、票数は例年に比べると奮わなかった。同氏の得票数は、2018年時の190票を大きく下回った。
議会は同日、現閣僚のウエリ・マウラー氏とシモネッタ・ソマルーガ氏の退任に伴い、新閣僚2人も選出した。後任にはアルベルト・レシュティ氏(国民党)とエリザベット・ボーム・シュナイダー氏(社会民主党)が選出され、それぞれ2023年1月1日に着任する。
英語からの翻訳:シュミット一恵
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