写真で振り返る新型コロナウイルスとの1年
スイス連邦政府が初めて非常事態宣言を出した日から1年が経った。コロナ禍の制限措置で人々の暮らしはどう変わったのだろうか。
昨年3月16日、スイス連邦内閣は感染症法第7条に基づく非常事態を宣言し、国内全土にセミロックダウン(部分的な都市封鎖)を敷いた。公私を問わず全てのイベント・集まりは禁止され、食料品店や薬局など必需品以外の小売店は休業に。レストラン・バー、レジャー施設も閉鎖された。また既に入国を制限していたイタリアに加え、同月17日午前0時からはドイツ、オーストリア、フランスとの陸路国境、空路便も制限した。
中国で感染が広がった昨年1月時点から、スイスで学校や飲食店が再開した同年5月まで、国内の暮らしはどう変わったのか。swissinfo.ch写真部編集者が厳選した写真ギャラリーが、刻々と変わる当時の様子をつぶさに物語っている。
制限措置はその後段階的に緩和されたが、秋の第2波到来や変異株の感染拡大により、再び強化された。今月1日には2度目のセミロックダウンの第1弾緩和が始まったが、政府は12日の会見で第3波が到来する可能性に言及した。スイス(人口850万人)ではこれまでに、9400人以上が新型コロナウイルスにより死亡している。
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政府の当初計画では第2緩和を22日に予定していたが、現状の感染状況が芳しくないため実施時期は未定。州の意見聴取手続きを経て19日に最終決定する。
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